ロバート・キヨサキさんといえば「金持ち父さん貧乏父さん」の本が有名ですね。
私は、社会人になってこの本を知りました。
そして、最近になって知ったのですが、この本は「金持ち父さんシリーズ」として、他にもたくさんの本がでているのです・・・!
その中の1つが、「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」です。
Voicyで不動産投資家の加藤ひろゆきさんがおすすめされていて、知りました。
いったいどんな本なのだろう・・・?
すごく興味を持ち、手に取ってみました。
これがまた、結構分厚くて、読み応えのある本です。
読んでみると・・・、
すごく面白かった!
なぜロバート・キヨサキさんは若くして引退することができたのか?
どうしたらうまくいくのか?
どんな内容が書いてあるのか?
紹介しますね!
金持ちに「どう」なるかよりも、「なぜ」なるかを考える
今では大富豪といわれているロバート・キヨサキさんも、初めからそうだったわけではありません。
初めはお金がなく、いつもお金のことで苦労していることに嫌気がさしていました。
そこで、妻とともに、若くして豊かに引退すると決意したそうです。
お金持ちにどうやったらなれるのか?と考える人は多いですが、「なぜ」なるかの答えを見つけた方がよいと、ロバートさんはいいます。
あるとき、ロバートさんは、とても高額な物件を買うことになりました。このとき、どうやったら買えるか?ではなく、なぜ自分たちはこの物件を買おうと思うほど、こんなにクレイジーなのか?と自問したそうです。
今のままでうまくやっていた。
なぜ自分が快適と感じる範囲を広げる必要があるのか。
4晩ほど悩んだそうですが、やっと気持ちが落ち着いてきて、
どうやったら買えるのか?
を考え始めたそうです。
今のままでうまくやっていたのに、なぜ自分が快適と感じる範囲を広げる必要があるのかは、私もよく考えます。
ですから、どうしてロバートさんがそこを乗り越えていったのかに、すごく興味がありました。
結局、ロバートさんの最終目標が、若くして豊かに引退するということだった。だからこそ、自分の中の葛藤を乗り越えていったのだと思います。
もし、若くして豊かに引退したいと考えた場合にはは、なぜそう思うのか、その理由を明確にすると行動しやすいようですよ。
若くして豊かになりたいのであれば、「なぜ」を考えてみよう!
勝利の戦略には、失敗が含まれていないといけない
ロバートさんも多くの失敗を経験しています。最初に失敗したときは惨めで、2回目はもっと惨めだったと振り返っています。
でも、この2回があったからこそ、経済的自由を手にすることができたそうです。
ビジネスを始めるときはいつも、10のうち9は失敗すると念頭に置くべきだそうです。ロバートさんは、必要であれば10回でも、20回でも失敗する覚悟ができていました。
失敗する覚悟
この言葉が、すごく印象に残りました。
失敗は、嫌なものですよね。できれば、避けたいなと思います。多くの人が、そうではないでしょうか。
けれど、失敗する覚悟を持っていると、不測の事態が起きたときに、精神的にへこたれにくくなります。失敗するのが当たり前、と思って行動することで、柔軟に対処でき、次回に向けてのよりよい行動につながるのだと思いました。
10のうち9は失敗すると思って、始めよう!
不動産の有効な戦略は、100:10:3:1
本の中では、レバレッジという言葉が出てきます。レバレッジとは、より少ないもので多くをする力のことです。
私は、レバレッジとは融資のことをいうのかと思っていたのですが、違いました。飛行機や洗濯機など、身近なものもレバレッジと言えるし、頭脳や言葉のレバレッジもあるのです。
そして、本の中では、株や不動産についての戦略のお話がありました。不動産について印象的だったのは、「100:10:3:1」の戦略です。
これは何かというと、
100の物件を検討し、そのうち10に買付け申し込みをし、3人の売り手がそれでいいといったら、そのうち1つを買う
という戦略です。
つまり、
物件を1つ買うためには、100件見て回らなければならない
ということなのです!
これって、すごく具体的なアドバイスだなーと思いました。
多くの投資家さんが、20件以上の物件を見て、ようやく物件が安いのか、高いのかがわかるようになってきたと聞きました。
ですから、ロバートさんがおっしゃるように、まずはたくさん不動産を見ないとわかるようにはならないということなんだなと思います。
出口戦略を考えながら、行動しよう!
たいていの人は、安全第一で「それは私にはできない」といっている方が楽なのだ、とロバートさんはいいます。
確かに、そうですよね。現状に大きな不満がなく、幸せであるならば、何も無理をして危険なことをする必要はないと思います。
だからこそ、若くして豊かに引退する人は少ないのでしょう。
それでも、中には理由があって、より豊かになりたいと思う人もいます。なんとか現状を打破したいと思う人もいるのです。
そういう方にとっては、この本はすごく勇気を与えてくれる本だなと思いました。
では、私はどうなのか?
考えてみると、確かに経済的、時間的自由は、あったらいいなとは思います。
でも、基本的には、家族が幸せで、ある程度の経済的、時間的自由があればよく、必ず若くして引退したい!という欲求はないかもと思います。
そんな中、なぜ不動産に興味を持ったのか。
それは、不動産投資をしている方々が、楽しそうだったからという理由が大きいです。
そんなに楽しく、やってよかったという声を聞くのならば、どんなものなのが体験してみたいと思いました。
でも、やってよかったとおっしゃるのは、成功してらっしゃるからこそ。
中には失敗し、挫折した方もいらっしゃるでしょう。
それでも、やってみるならば今しかないのではと思いました。
なぜなら、人生で今が1番若いからです。
ふんどし王子さんの本を読んだとき、寄稿されていたやまとさんのお話しが印象的です。
不動産投資を始めるタイミングは、常に「今」です。
勇気と行動で人生は変わります。
この言葉を胸に、できることはやってみたいと思います。
私の出口戦略は、家族の幸せ。社会の幸せ。
家族に何かあっても困らないように、会社以外の定期的収入を得ることが目標です。
そして、社会をよりよくするための行動をしていきたいです。
最後に、本を読んで心に残った言葉を紹介しますね。
未来は明日ではなく、
今日君たちがすることによって作られる
よりよい未来を作るために、今日できることを考えていきたいですね!