チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

3児育児中のワーママです。ライフハック、子育てなど暮らしを豊かにするヒントや気づきを綴っています。

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2023年に読んでよかった本3冊!幸せに生きるヒントが満載の本を紹介

2023年に読んだ本を振り返ってみました。今年もいろいろな本を読んできましたが、特に印象に残った本を3冊紹介します。

 

今年の本を振り返ってみると、漫画をよく読んだなと感じています。「セクシー田中さん」「パリピ孔明」「ブスなんて言わないで」「西洋骨董洋菓子店」・・・。ドラマになったものも多いですね。理由はおそらく、AmazonのWebブラウザから期間限定無料で見られる漫画が増えたから。Voicyなどで紹介されて気になった漫画をAmazonのお気に入りに登録していると、いつの間にか期間限定で無料で見られるようになっていたので読むことができたのです。

 

そのため漫画に親しむ機会が多かったのですが、今回おすすめするのは本です!今年は生きることについて考えさせられる本が、特に心に残っています。ちょっと内容が重いので、手に取ることを躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、間違いなく読む意義のある本だと思います。

 

心を動かされる良い本たちが、本を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。では、見ていきましょう!

  

 

エンド・オブ・ライフ(佐々涼子)

 

まず、すごくよかった!と思うのが「エンド・オブ・ライフ」(佐々涼子)です。2020年本屋大賞のノンフィクション本大賞を受賞した本になります。

 

著者である佐々さんは、ノンフィクション作家です。今までに多くの方の死と向き合ってきました。この本では、訪問看護士である森山文則(ふみのり)さんの身体の異変からお話しが始まります。森山さんのインタビューをおこないつつ、そのほかに出会った方々、在宅医療、訪問介護の話が織り込まれていて、超高齢化社会を迎える日本の課題についても考えさせられます。

 

佐々さんには、難病の母がいました。母は健康マニアというほど健康に気を使っていたのにもかかわらず、1万人に1人という難病にかかってしまったのです。そのため、病気とはくじ引きのようなものであるといいます。意味などない。それになんとか意味をつけようとするのが人間だ。人間は意味のない不運に耐えられないのだ。」この言葉、すごく納得させられます。

 

なんといっても、佐々さんが紡ぎ出す言葉が素晴らしい。川の流れや塩大福を食べる父の様子などから、その人の心情も表しているように思えました。生きる意味や、これからの人生をどうやって生きるべきかについて考えさせられます。是非手にとって欲しい1冊です。

 

 

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精神科医が見つけた 3つの幸福(樺沢紫苑)

 

とてもわかりやすく、ためになると思ったのが「精神科医が見つけた 3つの幸福」(樺沢紫苑)です。幸せになりたいと思って日々を過ごす方は多いと思います。この幸せになる方法がすごくわかりやすく説明されているのです。

 

筆者である精神科医の樺沢紫苑さんは、幸せになる方法を次のように説明しています。それは、

「セロトニン、オキシトシン、ドーパミンが十分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じる。つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件である」

です!

幸福を感じる状態を科学的に考えて、その脳内物質が出てくる状態にどうやったらできるのかというアプローチで考えているのが、すごく新しいな!と思います。

 

さらに、ただこの脳内物質をだせばいいというわけではありません。順番が大事だとされています。まずは、セロトニン的幸福が重要です。セロトニン的幸福とは、心と身体の健康です。まずは自分自身の心と身体が元気でなければ、幸せを感じることができません。

 

次に大切なのが、オキシトシン的幸福。オキシトシン的幸福とは、つながり・愛のこと。人と一緒にいて、楽しい、嬉しい、安らぎを感じる幸せのことです。自分一人だけでは孤独に感じますし、人間関係が最悪な状態ではとても正常ではいられませんよね。周囲の方と安心できる関係性があることが幸せにつながります。

 

最後にドーパミン的幸福があります。ドーパミン的幸福とは、成功や達成したときに感じる幸福です。ゲームに没頭したり、お金を得たりすることで得られる幸せで、多くの方が最初に目指す幸福なのではないかなと思います。でも、ここを最初に目指してはいけないといいます。最初にセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福で自分を満たす。その上でドーパミン的幸福を得るのが、本当に正しい幸福の得方になります。

 

私は子供たちに幸せについて話をするときも、この3つの幸せの話をしています。子どもはゲームにばかり没頭しているときなどに、ゲームも楽しいけれど、心、身体、つながりの幸せも大事なんだよと話しています。

 

この3つの幸福はピラミッド型になっている図があるのですが、本当にわかりやすい!幸せはどうやったらなれるのかと思っている方は、是非手に取ってみてくださいね。

 

 

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夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)

 

いわずとしれた名書「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル)。アウシュヴィッツ収容所に招集された精神科医、ヴィクトール・E・フランクルが書いた本です。

 

正直言って、本当に怖い!通常であれば、なかなか手に取ろうと思わない本だと思います。それでも私がこの本を手に取ったのは、映画「シンドラーのリスト」を見始めたこからです。「シンドラーのリスト」は、アウシュビッツ収容所に収容されるユダヤ人を救った商人の話です。名作といわれる映画であり、スティーブン・スピルバーグ監督が撮った映画と聞いたので、見始めました。でも、これがまた怖くて、なかなか見られなかったんです。そんな中、「夜と霧」という本を知り、映画と関連することから手に取ってみたのでした。

 

読んでみて、一番印象に残ったのは、人間は虫けらのようにたくさんいるということです。いや、本当は虫けらなんかではなく、1人1人が尊厳を持った人間です。でも、アウシュビッツ収容所に収容された人たちは、まったく人間としての扱いを受けず、精神的、肉体的にも厳しい労働を強いられました。こんなおぞましい環境でばたばたと亡くなっていく方もいれば、生きながらえた方もいる。こうした自身の体験から、筆者は未来がどうなるかなんて誰にもわからないといいます。私も、すごく納得しました。

 

このようなおぞましい体験を二度と繰り返してはいけない。そう痛感します。そして、こんなに辛い体験を、よくぞ残してくださったとも思うのです。筆者が勇気をふるって書いた本を、是非手にとってほしいです。

 

 

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本を通じて幸せに生きるヒントを学ぼう

 

いかがだったでしょうか?2023年も多くの本を読み、いろいろな気づきを得ることができました。今回は、その中から特に印象深かった3冊をご紹介しました。

 

私にとっては、命や幸せについて考える本が特に心に残ったのだなと感じました。ちょっと重いテーマだからこそ、考えも深くなりますし、書く人の書き方にも影響されますね。命や死について考える本は手が遠くなりがちですが、誰しもいつかは迎える道です。終わりがあるからこそ、今をどうするか考えることにつながります。今をどう生きるか。それを考えることで、よりよい幸せな人生につながると思います。

 

周りの人と幸せに生きるためには、まずは自分自身を満たすことが大切だと言われています。自分自身を大事にするヒントが満載の本たちです。是非、手に取ってみてくださいね!

 

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