チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

3児育児中のワーママです。ライフハック、子育てなど暮らしを豊かにするヒントや気づきを綴っています。

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「精神科医が見つけた3つの幸福」を読みました。幸せになるための方法とは?

「幸せになりたい。」そう思っている方は多いのではないでしょうか。そんな思いに対して、具体的な方法を科学的に紹介している本が、「精神科医が見つけた3つの幸福」です。

 

筆者は精神科医の樺沢紫苑さん。「学びを結果に変えるアウトプット大全」、「学び効率が最大化するインプット大全」というベストセラーの本を書かれた方です。この著者自身が「幸せになるための実践的なガイドブック」であり、「最もわかりやすい幸せの本」だとおっしゃっていました。

 

いやいやいや、そんなわけはないでしょう。そう思って読み始めたら・・・、本当にすごくわかりやすく、実践的だった!しかも、どれもそんなに難しいことではないのです。

 

どうやったら幸せになれるのだろう。そう思っている方にとって、とても気づきのある本だと思いました。どんなところが印象的だと思ったのか?私にとってポイントとなった点を紹介しますね。では、見ていきましょう!

  

 

幸福の脳内物質はセロトニン、オキシトシン、ドーパミン。この順番が大事!

 

私たちが幸せになる方法。それを筆者は10秒で説明しています。

 

「セロトニン、オキシトシン、ドーパミンが十分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じる。つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件」が幸せになる方法であるとおっしゃっています。

 

た、確かに・・・!

 

当然といえば当然だけれど、その通りですよね。幸福の脳内物資が分泌されるから幸せを感じるのであれば、その脳内物質が分泌される状態を作り出せばいいのです。では、どのようなときにセロトニン、オキシトシン、ドーパミンといった脳内物質がでているのでしょうか。ひとつひとつ見ていきますね。

 

まずはセロトニン。これは「気持ちがいい」「清々しい」「爽やかな」気持ちのときに分泌されます。朝散歩して「ああ、青空が綺麗だな。気持ちいい!」という状態。このときに感じる幸せがセロトニン的幸福です。なお、「健康であることの爽やかさ」がセロトニン的幸福なので、運動ではドーパミンもでますが、ここではセロトニン的幸福に分類されています。

 

次にオキシトシン誰かと一緒にいて「楽しい」「嬉しい」「安らぐ」と感じるときに分泌されます。友達とおしゃべり、恋人と過ごす、赤ちゃんを抱っこするときに感じる幸せのことです。オキシトシン的幸福は、人間関係やコミュニケーションによるつながりの幸せです。

 

最後はドーパミン「成功」「達成」したときに分泌されます。ドーパミンは脳を興奮させるので、スポーツの大会で優勝したり、昇進などの仕事の成功など「やった!」という喜びが当てはまります。ゲームをして面白い、もっとやりたい。この「もっと、もっと」もドーパミンが出ている状態。何かを「得る」「達成する」ことによって得られる幸せドーパミン的幸福です。

 

この3つの幸せの中で最も基盤となるのがセロトニン的幸福、次がオキシトシン的幸福、最後がドーパミン的幸福だと筆者はいいます。この順番が大事!まずは自分自身の健康を大事にして土台をしっかりさせること。その上で、人との温かいつながりを作る。これによって仕事などでの成功につながります。

 

これを図にすると、こんな感じ↓

 

3つの幸福のピラミッド図

 

私はこの順番がすごくわかりやすい!と思ったんですよね。仕事で頑張りすぎて、健康を損なったり、家族を失ったりする方がいます。メンタル不調になると、なかなか治りません。まずは自分の健康を大事にし、病を予防することが何より肝心!その上で、人とのコミュニケーションをおこない、精力的に仕事をすることが大切だとよくわかりました。

 

セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福の順序が大事!

 

これを踏まえて、本を読んで特に印象深かったことを3つ紹介しますね。

 

幸せは「今」ここにある

 

目標があるときは、その目標を達成したら幸せを感じます。でも、幸せは結果ではない筆者はいいます。幸せとは「今」ここにあること。今を幸せだと感じていたら、それが積み重なっているから、幸せな状態が続いているといえるのだそうです。

 

私は幸せというとゴールのようなものを考えていたので、「幸せは今ここのこと」といわれて改めてはっとしました。結婚、仕事の成功など、未来の目標を幸せなこととして考えてしまいがちですが、そこにいたる「過程」を楽しんでこそ幸せになれるのだと思いました。

 

マインドフルネスという言葉があります。これは「今、ここ」を感じる考え方のこと。幸せもまさに「今」ここにあることを感じることなので、筆者は「マインドフルネス朝散歩」をおすすめしています。これは、朝の15分ほどを音楽もラジオも何も聞かず、外を散歩することです。考えることもだめ。青空が綺麗、鳥のさえずりがするなど「今、ここ」に集中して歩くことがとても効果的だそうです。

 

私は学ぶことが好きなので、何も聞かずに歩く時間がもったいない!そう考えてしまいそうですが、「今、ここ」に集中することが目的と考えればよくわかります。そして、強いていうならば散歩でなくてもいいのです。家事をしているとき、仕事をしているとき。どんなときでも「今、ここ」で幸せを感じることこそがマインドフルネスであり、幸福になれる考え方だということがよくわかりました。

 

寝る前の15分はゴールデンタイム

 

寝る前に考えたことは記憶の衝突が起こりにくいため、圧倒的に記憶されやすいそうです。そのため、今日おきた辛いことや不安なことを思い出しながら寝ると、失敗した自分が記憶に残ってしまうそうです。そうでなくて、今日あった楽しかった出来事を紙に書いて、それをイメージしながら寝るとよいと書かれていました。

 

これと同じようなことが、神田昌典さんの「非常識な成功法則」にも書かれていたことを思い出しました。神田さんの場合は、寝る前に自分が叶えたいことをノートに10個書くことを推奨していたんですよね。そして、そのノートを持ち歩いて、ぱらぱら見ることをおすすめしていました。こうすることで、叶えたいことが実現するというお話しでした。

 

神田さんのお話しは、ノートに自分の実現したいことを可視化し、日々持ち歩くことで、自然とどう行動したらよいか考えることになるから実現するのだと考えていました。それと合わせて、今回の樺沢さんのお話しから、寝る前の15分はゴールデンタイムだからこそ、寝る前に書いたことが自分自身に反映されるのかもと思います。

 

私もやってみようと試みたことはあるのですが、寝る前って眠くということはなかなか大変なんですよね。眠たくて、10個も叶えたいことを書く気力がなくなってしまうのです。そのため日中に書いていたのですが、この本を読んで、もう一度寝る前に書くことを試してみようと思います。

 

家族の健康が大事。親が高齢になったら気をつけること

 

幸福に過ごすためには、家族の健康も大事だと筆者はおっしゃっています。家族が病に倒れてしまったら、看病で精神的にも肉体的にも自分自身に疲労がたまってしまうからです。それは確かにそうですよね。

 

そのため、高齢の親に対して気をつけることが書かれていました。これがまた具体的で参考になった!例えば、高齢の親が病院へいって医者から説明を受ける場合、80歳を越えてくると説明を十分に理解することは難しいそうです。そのため、病院で説明を受ける場合は、親と一緒に説明を受けることがよいそうです。

 

また、できるだけたくさんリアルに会うことも大切。実際に使っている冷蔵庫を見ることで、買い物をしているのか、友人に会っているのかなどの生活状況がわかります。高齢になるととにかく外出を避けたがる傾向があるそうなので、家族一緒に散歩することがおすすめだそうです。遠方の場合は難しいですが、近くに住む場合は心がけたいなと思いました。

 

幸福の3つの脳内物質を意識して過ごそう。家族にもシェアしよう

 

この本を読んで、1番印象に残ったのは、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの脳内物質が分泌されることで幸福を感じるということ。そして、幸福を満たすには土台となる順序が大切ということです。睡眠が大事、健康が大事ということは以前から理解していましたが、幸福という観点から考えても大事だということがよくわかりました。

 

この幸福の脳内物質のことや、順序が大事であることは、夫や子供にも話したいと思っています。なぜなら、家族の幸せが自分の幸せにつながるから。夫や子供も健康で、精神的に健やかに過ごすことができれば、私自身もすごく嬉しくて幸せに感じます。そのため、幸福を感じる知識として共有したいなと思っています。

 

幸せになるための具体的な方法が、この本の中ではまだまだ紹介されています。とてもわかりやすいので、是非手に取ってみてくださいね。

 

 

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お読みいただき、ありがとうございました!