子供がサッカーを辞めて、別の習い事に転向することになりました。子供自身の希望です。今まで頑張って声かけて、なんとか続けてきたけれど、やっぱり難しかった。
最初は子供本人がやりたいといって始めたのですが、だんだんと長男には合わないことがわかってきました。人とぶつかるのが苦手、チームメンバーとの声かけができない・・・。できないことがわかると、だんだん楽しくなくなってきてしまったようです。
そして、新たな習い事を始めることになりました。新たにやってみたいことが見つかったのはよかったのですが、なんとなくもやもや。このもやもやは何なのか?分解しながら、今後のことについても考えてみたいと思います。
子供の習い事を検討している方。子供の習い事に悩んでいる方。少しでも参考になれば嬉しいです。では、見ていきましょう!
サッカーを始めてわかったこと
もともと、サッカーを始めたのは、私の誘いがきっかけです。体力をつけるために子供にスポーツをさせたいという私自身の思いもあり、小学校でいただいたチラシから体験をしたのです。
長男、次男はすごく楽しんでいました。出席用のスタンプカードをもらったときは、全部貯めるんだといっていたほどです。ユニフォームや靴、サッカーボールもそろえました。高学年からの入部なので、みんなに追いつくためにと、学校から帰ってきたら家で個人練習をしたりもしました。
サッカーを習うことに決めたときの記事はこちら↓
でも、サッカー練習の試合があると、長男はまったく前に出ようとしません。初めは、慣れていないからかな?と思っていました。でも、何ヶ月経っても変わりません。話を聞くと、「人とぶつかるのが怖い」とのこと。
また、試合では人とコミュニケーションがとれず、チームプレイをすることができませんでした。普通は、参加メンバーの子の名前を覚えて、声をかけあったりしますよね。サッカーは声をかけあわなければ、連携できません。でも、長男は声がまったくでない。ボールが欲しくて「はい!」と声を出すことはありませんでした。目立つことが嫌とのこと。
さらに、ユニフォームが汚れるのも嫌、着替えるのも面倒くさい、と長男にとって嫌なことが積み重なっていきました。こうなると、もうサッカーの練習日に連れて行くのも一苦労。行くのをすごく嫌がるので、おやつにチョコレートをもっていったり、送迎の車の中でゲームOKにしたりました。この時点で行く意味をすり違えているので、もう辞めた方がいいんだろうなと私自身も感じるようになりました。
長男は、サッカーが嫌いなわけではありません。ボールを蹴ることは好きなのです。でも、メンバーと連携することが好きではなかった。身体がぶつかり合うことを好まなかった。サッカーは身体でぶつかり合うチームスポーツなので、長男には合わなかったのだなと思います。
スポーツによって、合う、合わないがある・・・
違うスポーツの体験をしてみた
サッカーにこだわることはないので、個人でできるスポーツって何だろう?そう思っていたとき、「スパイ・ファミリー」の漫画でテニスをするシーンがありました。それを見た長男が「やってみたい!」との希望。
私自身がテニスラケットを持っていたので、まずは近くのテニスコートを借りて硬式テニスをやってみました。子供にとっては少し重いのですが、長男は「楽しい!」という反応。
そこで、習い事としておこなっているテニススクールを探してみました。すると、なんと!意外と近くにテニススクールがあったのです!連絡をして、長男、次男ともに体験をしてみました。その結果、「楽しかった!こっちに通いたい。」という回答。
確かにテニスはテニスラケットという道具を使うスポーツで、身体がぶつかり合うことがありません。シングルスでは個人対個人なので、チームプレイは必要ありません。ユニフォームが汚れることもありません。まさに、長男にぴったり!
ちなみに、次男は果敢に攻めていくタイプなので、サッカーに向いていました。次男はサッカーを続けても良かったのですが、テニスのラリーが楽しかったようで、次男もテニスをしたいと希望。そこで、長男、次男ともにサッカーを辞めて、新たなスポーツを始めることになりました。
最後の練習で感じたもやもやと今後について
サッカークラブに退会の連絡をし、最後の練習に参加しました。久々に会ったサッカークラブの子は、なんと!別のサッカークラブにも所属して、練習回数を増やしていました。同じタイミングに入部した子だったのに、身体の動きがまったく違います。ピッチで走り、上達したボールさばきをみせる。すごくかっこいい。
長男、次男も走れるんだけど、ああいう風にはなれなかった。なんだか残念な気持ちになりました。人それぞれ特性があるので、別の子をいいなと思っても仕方がないのはわかっていますが、正直に書けばそれが素直な気持ちでした。
こうなってしまったのも、私が長男が幼少期の頃に、自分のことばかりに時間を使って、もっと外に連れ出すことが少なかったからなのかなとか考えてしまいます。いや、新しいスポーツを中学から始める子だっているので、必ずしもそうではないとわかってはいるんですけどね。ただ、そう思うからこそ、これからは子供と身体を動かすことに対して、もっと時間をかけていきたいと改めて思いました。
楽しくレベルアップしながら続けていってほしい
私は、子供たちがサッカークラブで練習しているところを見るのが好きでした。暑い夏でも、寒い冬でも、グラウンドでボールを追いかけて走り回る姿はすごくかっこよかったです。
子供の習い事の送迎は大変だという声をよく聞きますし、このサッカークラブも子供だけ送迎して保護者は自宅に戻られる方が多かったです。そんな中、私は長女と一緒に90分間、練習を見ていました。長女と一緒に別の場所でサッカーボールを蹴ったり、見学をしている別のママさんと雑談をして過ごしていました。週に1回だったのでそれほど負担も感じず、むしろ練習を見ているのが楽しいと感じたほどです。こうした気づきをもらえたのも、サッカークラブに所属したからこそだと思っています。本当に参加してよかったなと思います。
テニスの練習が始まり、今のところ長男も次男もやる気をもって取り組んでいます。技術はまだまだですが、これから練習を重ねる中で、少しずつレベルアップできるのではないかと期待しています。そして、技術だけでなく、長男はコミュニケーション力も高めてくれたらいいなと思っています。
子供の習い事で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。ずっと同じ習い事を続けるのではなく、子供にあった習い事に転向するのも1つの方法です。子供の意見を聞きながら、よりよい道が選べたらいいですよね。私も新たなスポーツから、よいつながりが広がっていくといいなと感じています。
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