絵本作家のヨシタケシンスケさんの企画展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってきました!いやー、すごく楽しかった!
我が家にはヨシタケシンスケさんの絵本がたくさんあり、子供たちそれぞれに好きな本があります。それも1冊ではなく、たくさんあるんですよね。絵本の内容はくすっと笑ってしまったり、そうそう、そうだよねー!と共感できるポイントが満載。
そんなヨシタケシンスケさんの企画展とはどんな内容なのか?現在、全国で開催されている真っ最中。これから見に行く予定のある方は、是非行ってみてから続きをお読みくださいね。ヨシタケシンスケさんってどんな方?とご興味ある方は、是非続きをどうぞ!
ヨシタケシンスケさんとは?
ヨシタケシンスケさんは、絵本作家であり、イラストレーターです。我が家の出会いは本屋さん。「りんごかもしれない」という絵本の帯に、「MOE絵本屋さん大賞第1位」とありました。華やかでおしゃれな表紙のデザインにも目を惹かれ、購入してみました。これがまた、すごく面白かった!りんごがいろんな場面で登場してきて、こんなことある!?とつい笑ってしまうほど。子供たちも大好きになりました。
それから、夫が「もうぬげない」という絵本を購入してきました。これは、男の子がお風呂に入る前に洋服が脱げなくなってしまったことからお話しが始まります。子どもはあるあるですよねー。脱げなくなってどうなったか?を想像力豊かに書いているのです。
続いて、私が好きなのは「このあとどうしちゃおう」。男の子が、亡くなったおじいちゃんが残したノートをもとに、死後のことを考えるお話しです。死にまつわるストーリーですが、生きている時間をどう有効に使うかを考えさせられます。
「なつみはなんにでもなれる」は、長女が大好き!女の子がものをつかっていろんなものに変身し、お母さんにクイズをだすお話しです。長女は変身をまねて、一緒に「これ、なーんだ?」とクイズごっこをしています。
我が家は、少しずつヨシタケシンスケさんの本が増えていきました。「ふまんがあります」、「ねぐせのしくみ」・・・。本当にみんな大好きで、よく読んでいます。そんな中、なんと!ヨシタケシンスケさんの企画展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が全国で開かれると知りました。
これは行ってみたい!
そう思って、家族で行ってみることにしました。さて、行ってみたらどんな展示があったのか?見ていきましょう!
メモに圧巻!かぶり物などの作品に驚く
企画展は写真がOK!そこで、写真を交えつつ、印象的だった展示をご紹介しますね。
まず、中に入ると、宇宙服のようなかぶり物が展示されていました。これ、何?と思って説明を読むと、ヨシタケシンスケさんは学生の頃、かぶり物をたくさんつくっていたそうなのです。その学生時代の作品が並べられていました。今まで出版された絵本とはまったく違うテイストなので驚きましたが、こうした作品を作ってきたからこそ、絵本も生まれているんですよね。
次に驚いたのは、たくさんのメモ、メモ、メモ・・・!
ずらっと並んでいて、圧巻!よくよく見ると、すごく小さく書かれているんですね。日常の中で、おっと気づいたことを書き留めているそうです。こうした地道な積み重ねがあるからこそ、あの素晴らしい絵本が誕生したのかと感服しました。
子供も大人も遊べるコーナーが満載
展示は、絵本の原画やヨシタケシンスケさんのお気に入りのオブジェなどがずらっ!と並んでいました。原画は鉛筆で書かれたものと、それを多くの人が見られるように拡大コピーしたものが飾ってありました。こうやって絵本ができたんだーの感慨深く感じます。オブジェは様々なものがあり、好きな視点が面白いと思いました。こうしたものに興味があったことが、絵にもつながっているのですね。
それとともに、観覧者も遊べるようなコーナーも設置されていました。中でも子供たちが楽しんでいたのが、「うるさいおとなをだまらせよう」ゲーム笑。
大中小のりんごのボールを、正面にある大人の絵の口に投げ入れるというゲームです。ボールを開いているところに投げ入れるのですが、入ると絵も変わるんですよね-。それが面白くて、子供たちがたくさん投げ入れていました!タイトルも面白いし、よく考えてあるなあと思います。
ヨシタケシンスケさんにも会社員時代があった・・・!
展示の中には、ヨシタケシンスケさんの歴史を思わせるものもありました。こちらは、生まれてから現在に至るまでのオブジェ。ここに「会社員時代」もあったのです!
えー!会社員時代もあったんだ!
ヨシタケシンスケさんは会社員があわなかったようで、オブジェは鬱々とした表情をしています。そんな時代から、今のように大人気の絵本作家さんになるなんて・・・!人生とは、何があるかわからないものだなと思います。
とはいえ、もちろん、全員がヨシタケシンスケさんのように大人気になるわけではありません。このようになるのは、一握りの方だけだと思うんですよね。それでも、一般的な人と同じように、会社員時代があり、イラストレーターとしての下積み時代があって、今があります。それを知ることで、自分自身も頑張っていこうとか、視点を変えて新たな道に進んでみようとか、勇気をもらえるなと思いました。
大人も勇気をもらえる展示会だった!
企画展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は、あちらこちらにユニークな展示があって、とっても楽しかったです!展示の裏側が見える仕組みだったり、人の顔がリンゴに変わるITを使った画像コーナーがあったりもしました。
展示会の最初には、展示を見に来ている人を観察しようというメッセージもありました。この企画展に興味を持ち、足を運んでいる人そのものが観覧対象になるということなんですね。確かに、何が好きでこの展示会に来たのか話ができたら、盛り上がるだろうなあと思いました。また、ヨシタケシンスケさんはそこに視点がいくからこそ、たくさんの人が共感するような人物が登場する絵本が書けるのかなとも思いました。
展示会の最後のほうには、大人を応援するようなメッセージが並んでいました。人生は何が起こるかわからない。何事もものは考えようによって変わるのだというメッセージが印象的でした。
大人も子どもも楽しめる展示会です。是非絵本を手にとっていただきながら、会場に足を運んでみてほしいなと思います。きっと新しい発見がありますよ!
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の公式サイトはこちら↓
ヨシタケシンスケさんの公式HPはこちら↓
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