上野の東京国立博物館に家族で行ってきました。とても広くて、国宝や重要文化財などが展示されています。歴史を感じる素敵な博物館でした!
きっかけは、NHKEテレの「びじゅチューン!」という番組。この番組では、様々な作品が歌で紹介されています。歌やイラストを作っているのは、アーティストの井上涼さん。絵から繰り広がる想像の世界が、本当に面白い!テレビだけでなくYouTubeでも放映されていますが、我が家はDVDも持っているほどです。
「びじゅチューン!」で紹介されている作品が東京国立博物館にもあるので、一度見に行ってみたいと思っていました。今回、ちょうど上野に行く機会があったので、これはチャンス!と思い、家族で行ってきました。
一体どんな展示があったのか?東京国立博物館のまわりには、他にもたくさんの施設があります。おすすめをあわせて紹介しますね。
東京国立博物館とはどんなところ?
東京国立博物館は、東京都台東区の上野公園にあります。1872年、東京の湯島聖堂大成殿で開催された博覧会が始まりで、創立150年になるそうです。文化財を収集し、調査し、そして修復がおこなわれてます。
収蔵品はなんと約12万件!!このうち国宝89件、重要文化財650件(2024年現在)があり、日本を代表するコレクションとなっています。
東京国立博物館の展示館は、全部で6館あります。
1.本館:日本美術
2.平成館:日本の考古
3.東洋館:東洋美術
4.法隆寺宝物館:法隆寺献納宝物
5.表慶館:特別展や催し物会場
6.黒田記念館:洋画家黒田清輝の作品を展示
展示館が1つではないことにびっくり!とても広くて、たくさんの展示があるのです。すべてを見ることができなかったので、今回は本館と法隆寺宝物館に行ってきました。その様子を紹介しますね。
本館は外国の方の観覧者が多かった!日本らしい展示が人気
本館の入り口には、重厚な石畳の階段がありました。まずは昇って、上の階から観覧します。
観覧していてまず感じたのは、外国の方の観覧が多い!ということ。日本人よりも、外国の方のほうが多かったです。
こちらは教科書で見たことあるような掛け軸。
これも見たことあるーー!!こちらのほうが有名かも。
すごく鋭利な日本刀。外国の方は、兜とか、こうした日本的な展示にたくさん人が集まっていました。やっぱり日本らしい展示品に心惹かれるのでしょうね。
途中でデジタルな展示もありました。子供は、こうした展示のほうが楽しめますね。
2階をぐるっと回ってから、1階へ降りて、またぐるっと回ります。すごく広くて、全部見て回るのはかなり疲れる-。見応えのある展示でした。所々にソファが置いてあるので、休みながら見ることができました。
1階にはミュージアム・ショップがあります。有名な作品をモチーフにしたお土産ものがあるので、思い出になりますよ!子供は友達へのお土産を買ったりしていました。
法隆寺宝物館には「びじゅチューン!」紹介作品がある
法隆寺宝物館には、仏像が多く展示されていました。静謐な雰囲気です。
「びじゅチューン!」で紹介されている歌「ツイスト出産」のモチーフとなった「摩耶夫人および天人像」が展示されています。私がずっと見てみたかったものです。
それが、こちら!
じゃじゃーん!
わー!やっと会えた!
摩耶夫人は釈迦(ガウタマ・シッダールタ)のお母さんです。摩耶夫人は右脇から釈迦を生み出し、その7日後に亡くなったとされています。脇から生まれたということに、私はびっくり!この銅像も、確かに良く見ると右脇から子供がでてきているのがわかりますよね。
「びじゅチューン!」の「ツイスト出産」では、この様子がすごくよく表されています。しかも、楽しげなんです!!「ツイスト出産」にご興味ある方は、こちらもぜひどうぞ。
併設されているレストランでお昼にしました。本館からすこし離れたところにあるものの、お客さんがいっぱい!少し並んでから入ることができました。
まずは、カフェ・オ・レをいただきます。
次にいただいたのは、ハッシュ・ド・ビーフ。お肉が柔らかくて美味しい!
何より、スタッフの店員さんがすごく丁寧でした。子供に気さくに話しかけてくれつつも、上品で、すごく優しい対応をしてくださって感謝です!
国立西洋美術館にも有名な作品が!
東京国立博物館のすぐ近くに、国立西洋美術館があります。こちらは、館内に入らずとも、外で有名な彫刻を見ることができます。
こちらはロダンの「考える人」!すごく大きい-!なんだか力強さを感じます。それにしても、これは本物なのでしょうか?
調べてみたところ、この彫刻は、原型といわれる型にブロンズなどを流し込むことで大量に作れるタイプだそうです。原型から作った作品は「オリジナル」と呼ばれます。この彫刻は、間違いなく「オリジナル」なのだそうです!
でも、原型から量産できるため、実は「考える人」は世界中にたくさんあるそうです。とはいえ、あまり量産されると困るので、作るのはいくつまでというきまりがあり、フランス政府が決めており、原型はフランスのロダン美術館が持っているそうですよ。
続いて、こちらがロダンの「地獄の門」。こちらも大きくて、圧倒されます!タイトルからして怖い彫刻です。
門の上部中央には、「考える人」と同じポーズの方が座っています。その周りの人たちは「神曲」からくる人々を表しているそうです。
この「地獄の門」を、「びじゅチューン!」ではまた軽やかに、まったく違うものとしてアレンジしています。子供たちも好きな歌になっているので、ご興味ある方は是非!
東京国立博物館は家族で行くのにおすすめ!他の施設も行ってみよう
東京国立博物館はとても広くて、本館では様々な展示を見ることができます。かなり歩くので、歩きやすい靴がいいですよ!子供が楽しめるようなデジタル展示もあり、家族で楽しめると思います。
法隆寺宝物館は落ち着いた雰囲気。日本のお寺ならではの静謐さを感じることができると思います。併設のレストランも、気配りのあるウエイターさんだったので、よかったです。
他の館は時間の関係で見ることができませんでしたが、また機会があればいってみたい!
また、東京国立博物館の周辺にある施設もおすすめです。国立西洋美術館の他に、国立科学博物館、東京藝術大学大学美術館など、たーーーっくさん施設があるのです!今回は「びじゅチューン!」目的であったので、東京国立博物館と国立西洋美術館の庭のみでしたが、次回もまた訪れたいなと思います。
たくさんの国宝や展示物に出会え、歴史を感じることができる東京国立博物館。時間のあるときに是非訪れてみてください。周辺の上野公園や国立西洋美術館など、見所が本当に多くあります。お子さんも楽しめ、学びになる時間が過ごせますよ!
東京国立博物館の公式HP↓
国立西洋美術館の公式HP↓
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