「虫歯になっていますね。」
「え!?」
受診した歯医者さんにそう言われて、びっくり。今までしっかり歯磨きしているし、定期検診にも行っていました。もともと虫歯の治療跡が多いので、かなり気をつけていただけに、大ショック!
しかーーーし。
さらにショックな言葉が続きました。
「神経が死んでしまっているかもしれない。」
ええーーーー!?
この日から、私の悩みと葛藤の日々が始まりました。本当に神経は死んでしまったのか?どうやったらわかるの?このままでいいの?
歯は、人生にとってとても大切なものです。同じようにお悩みの方の参考になれば!
発端は、2年前の妊娠中の歯茎の痛み
思い返せば、2年前。妊娠中に、奥歯の歯茎が腫れ上がってしまいました。ものを噛むだけでも、ズキンズキンと痛みました。そのときの経緯と対処はこちら。
歯医者さんの診断は、歯周病。妊娠中で、レントゲン、薬は控えた方がよいだろうとのことで、ブラッシングのみで細菌を追い出し、1か月後くらいには、腫れも引き、歯の痛みもなくなりました。
この歯医者さんはかなり古く、このときの対応も、最後の完治まで確認することはありませんでした。半年に1回定期検診に行っていましたが、歯科衛生士さんがよく変わってしまう印象もあったので、産後は違う歯医者さんへ行ってみることにしました。
新しい歯科を探そう!基準は?
別の歯科に行くために、歯科探しを始めました。このときの私の基準は
①ホームページがあること
②歯科医師が2人以上いること
③混み合っていること
④受付の対応がよいこと
⑤清潔感があること
でした。
近所の方に勧められた歯科をネット検索すると、ホームページはなかったものの、口コミがすごくよい。息子さんも引き継いでらっしゃるようだったので、歯科医師は2人いると思い、受診してみました。
結局、この歯科に通院を始めるのですが、今思うと全然基準を満たしていない!結局、すでに先代はおらず、2代目さんのみの医院になっており、さらに口コミは全て先代のものだったからです。
あと2~3件受診してみるべきだったなと思います。なぜなら、初診のレントゲン撮影で、不安な事態が発生したからです。
新しい歯科での気になる言葉
新しい歯科での初診日。私は、妊娠中に歯周病と言われた奥歯が、その後も腫れることがあったため、念のためレントゲンを撮って見てもらいました。すると、先生は、うーーーーんとすごい悩み顔。
「虫歯かもしれない。」
「え!?」
「でも、影かもしれない。とりあえず、様子を見ましょう。」
このときは、はっきり虫歯と言われず、安堵している自分がいました。とりあえず様子をみるということで、3ヶ月ごとの定期検診を続けました。そして、半年後、事件が起きるのです。
奥歯が欠けた!そして、虫歯発見。さらに、神経が・・・?
初診から半年経ち、また奥歯の歯茎が腫れてしまいました。さらに、固いものを食べたことで、上の被せものも取れてしまいました。
歯科を受診すると、「あれ?歯が欠けていますね」とのこと。
ええ?!歯が欠けた・・・?
歯科医師によると、寝ている間の歯の食いしばりが原因ではとのこと。歯、全体が欠けてしまうケースもあるようですが、幸い私は少し欠けた程度でした。
定期検診もかね、1ヶ月後に再受診することに。再受診をすると
「虫歯になっていますね。」
はい、ブログ冒頭の言葉です!!(ようやく)
歯が欠けたことによって、中が見えるようになり、虫歯を認めることができたようです。つまり、半年前の初診でレントゲン撮っていただいた歯は、やっぱり虫歯だったということです。
すぐに、削る処置が入りました。虫歯は神経の近くまで進んでいたらしく、削っても私が痛みを感じないことから
「神経が死んでいるかもしれない」
はい、こちらもブログ冒頭の言葉!!
神経は、7割死んでいても、3割生きていることがあるとのこと。そのため、また「様子を見ましょう」といわれました。とりあえず、仮歯を入れ、数ヶ月様子を見てから、銀歯を入れる方向になりました。
本当に、このままで大丈夫なのか?
死んでしまった神経を、そのままにしてもよいの?
そもそも、本当に虫歯は全て取れているの?
これが私の不安になりました。なぜなら、神経が死んでしまったままにしておくと病巣が出来たり、虫歯をそのままにしておくと、虫歯菌が身体の血流を通って全身に悪さをする可能性があるということを本を読んだことがあったからです。
そこで、また歯科探しを始めました。今度は、会社や保育園など、以前よりも幅広い方々に通っている歯科を聞いてまわりました。20名以上の方に聞いてみたところ、歯内療法専門医の歯科医院があることを知りました。
歯内療法専門医を受診してみると・・・
歯内療法専門医とは、根管治療を専門としている医師のことです。受診してみると、レントゲン見るなり
「神経は死んでいるね」
とのこと・・・!虫歯もまだ残っている。悪いものは全部取った方がよいとのことでした。
今の受診している歯科が、神経が7割死んでいても、3割生きていることもあるといっていたと話すと、7割死んでいるのであれば、ほとんど意味がないとのこと。そ、そうなの・・・?
さらに、仮歯を入れてしまっていることから、歯を大きく削ってしまっていることがわかりました。歯はできるだけ削ってほしくなかったので、大ショック!!
何か理由があって今の処理になっているとは思うのですが、なぜ最初に虫歯と気づけなかったのか、なぜ大幅に歯を削ることになっているのか・・・という思いになります。
こちらの歯科は、専門というだけあって、治療費は自由診療。そのため、保険とは違って高額です。歯は大切なものだと思っていますが、それだけのお金を投資すべきところなのか・・・?とも、悩んでしまいます。
今後はどうする?
神経がどうなっているのか。意見が分かれてしまったので、もう少し根管治療をしている歯科を受診して、相談してみようと考えています。
おそらく、専門医さんがおっしゃっていることが正しいと思うのですが、費用の面で迷いがあるので相談するという面がありますね・・・。
神経の根の治療は、とても大切なものです。失敗すると、最悪、抜歯ということにもなりかねません。
人生100年時代。まだまだ歯は使っていくことになります。信頼できる歯科を探して、きちんと治療をしたいと思います。
私が望んでいるのは、予防に力を入れていて、むやみに削らない、信頼できる歯医者さんです。思いやりがあり、最新の設備を備えていて、根管治療もしっかりしています。できれば、家族と一緒に予防で通いたい。 そんな歯医者さんです。
歯を大切にしたい。だからこそ、できることから行動しよう。
「虫歯かもしれない。」
そう聞いたあの時に、別の歯科を受診すればよかったかもしれない。
そうすれば、すぐに虫歯に気づいたかもしれない。
2年前、ひどく痛かった歯を抱えた時に、別の歯科に行けばよかったかもしれない。
そうすれば、より早く歯の異常に気付けたかもしれない。
どれも、可能性の話でしかありません。でも、行動しておけば、この歯の未来も変わったのでは、私もこんなに悩みのループに陥ることはなかったのではと思えてなりません。
もし「あれ?」と引っかかることがあれば、別の歯科も受診してみるのもいいのではないかなと思います。そのときは、「混んでいる歯科」が目安になったなーと改めて思います。経済評論家、勝間和代さんの指標なのですが、同じ料金であれば、よい歯科に人は集まるので、どうしても混むそうです。
現在の歯は、まだ悩みが進行中です。それでも、こうした情報がどなたかのお役に立てばと書いてみました。
何より大切なのは、やっぱり予防!!丁寧な歯磨き、シュガーフリー、定期的な歯科でのメンテナンスをしっかりやって、予防に努めていきたいですね!