読書は人生にとってすごく有意義なものだ。たくさん読んだ方がいい。
そう、よく言われていますよね。
たくさん読書をするほど、知識が豊富で、経済的に成功されている方が多いと感じています。
私自身も読書による学びの効果を感じ、耳読の方法を知ったことによって、年間約100冊の本を読むようになりました。学びの多い本を読むことは、本当に楽しい時間です。
しかし、選んだ本によって、失敗をしてしまったなと感じることがありました。
読書は重要だけど、何を信じるかは注意しなければいけない。そう思ったので、同じような失敗をする方が少しでもなくなるように、お役に立てばと記録しておきたいと思います。
感銘を受けた本の通りに行動してみた
私が最近感銘を受けた本は、こちらです。
この本は、貧困家庭にあった筆者が、マジック店で出会った女性にとあるマジックを教えてもらい、それによって脳外科医になるという夢を叶えたお話しです。
女性が教えてくれたマジックとは、マインドフルネス瞑想。これを実直に筆者は行う事によって、困難に感じられる現状を変えていきました。
マインドフルネス瞑想をすれば、夢が現実になるんだ・・・!
ちょうど私は、すごく悩んでいることがありました。願えば全て叶う。そんなことはないと理解しながらも、やってみたらうまくいくかもしれないとも思い、マインドフルネス瞑想をスタートさせました。
行動したら大失敗!思うような結果にはならなかった
マインドフルネス瞑想を始めて数週間後、願いが叶うチャンスがやってきました。しかし、過去の失敗から考えると、その行動を選ぶことはうまくいく可能性が低いと思えました。
今まで、よかれと思って行動したことから最悪の結果を招き、それを脱しようと行動してきたことも全て失敗を招いていました。過去の失敗から考えれば、ここは行動しないという選択をすべきでした。
しかし、この本を読んだことによって、願えば叶うという宗教的な考えになってしまい、やってみなければわからない。行動をしようと行動の選択をとってしまいました。
きっとうまくいく。そう思って行動をしましたが、結果はまた大失敗。自分自身を傷つけ、周りに迷惑をかける結果になってしまいました。
宗教的、超楽観的な考えに陥らないように注意しよう
何事も、失敗から学ばなければなりません。
私は、このことから、読書は大切だけれど、瞑想や願いに頼るような内容の本には注意しなければならないと学びました。
そういった類いの本からは、勇気をもらえます。けれど、時として、冷静さを欠き、現実的に正しいとは思えない行動の後押しになるということを学びました。
とても落ち込んでいるときは、何かにすがりたくなります。真っ暗闇の中で、少しでも現状をよくしようと、できることをしたくなるものです。
そういう状況の中で、願えば叶うという言葉は、自分の気持ちを軽くしてくれます。
しかし、願っていることが現実になるチャンスがきたと思っても、過去の反省から学ぶことなく、現実的に適切ではないと思う行動を選択することは、本当によくない結果を招くと思いました。
これはちょっとおかしいのでは。そう思っていても、うまくいくのではと思ってしまう。自分に対する応援の声を信じてしまう。現実的ではなく、理想から行動を選ぶことは、時として成功につながることもありますが、失敗につながることもあります。
どちらに転ぶかは行動しないとわからないのですが、まずは現実的な状況を理解した上で、行動の決断をしなければならないと思いました。
本当に正しい行動か?自分の過去の体験に基づいて行動を選ぼう
日本では、日常的に読書週間がある人は全体の約2割、週に1冊以上本を読む人はさらに上位6%くらいだそうです。
そう考えると、読書習慣があるというだけで、日本人の上位に入ることができます。
読書は、自分が体験していないことを学べる貴重な機会です。だから、どんどん読むべきだと思います。
ただ、そうした中でも、安易に願えば叶うという内容の本には注意しなければならないなと思いました。
多くの人が、そんな簡単に引っかからないよーと思われると思います。けれど、心が弱っているときは、何かにすがりたくなるものです。
たくさんの読書を通じて、自分にとって正しい行動は何なのか。過去の失敗を振り返りながら、行動しないという選択も時には必要だと感じた出来事でした。
どなたかのお役に立てば幸いです。