チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

3児育児中のワーママです。ライフハック、子育てなど暮らしを豊かにするヒントや気づきを綴っています。

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日本の人口減の1番の原因とは?Voicyの尾石晴さんの配信で考えたこと

日本の少子化問題がとても深刻な状況になっていますよね。人生100年時代といわれて長生きする時代といわれていますが、少子化の状況では果たして老後はどうなるのか?不安になる方も多いのではないかと思います。

 

人口が減っていく人口減の原因は何なのか?その1つの答えをVoicyパーソナリティである尾石晴さんの配信で知りました。この「1番の原因」について、なるほど!とすごく腑に落ちたのです。

 

少子化問題の原因はさまざまあるといわれていますが、これを原因と考えることによって、また周囲の見方も大きく変わるのではないかと感じています。一体何が原因だと思われるのか?見ていきましょう!

  

 

Voicyの「#1153 1番の問題は人口減の意味がやっとわかった。」の内容とは?

 

音声配信のVoicyトップパーソナリティである尾石晴さんは、元々は外資系の会社員を務める2児の母。会社員を卒業してからはヨガ講師、本の執筆など多数ご活躍されています。特に、Voicyは本当に面白い!多くの方に聞いていただきたい配信です。

 

そんな尾石晴さんの配信の中で、印象深い配信を紹介します。それが「#1153 1番の問題は人口減の意味がやっとわかった。」です。プレミアム放送という有料配信になっています。

 

尾石晴さんがおっしゃっていたのは、以下のような内容です。

・人口減の原因は、1975年ごろから日本の制度が変わっていないことである。

・問題は人口減ではない。制度を変更しようというリーダーシップを誰もとらないこと。

地盤看板ある政治家2世、3世がいるから制度を変えられないのでは。

仕組みがおかしい。でも、本当にひどいことが起きないと日本は変わらない。

 

詳しい内容は是非配信を聞いてみてくださいね。ただ、この配信を聞いて、そうかーとすごく納得したことがあるんです。そのことについて、深掘りしていきたいと思います。

 

人口減の1番の問題は、日本の制度が変わっていないこと

 

私は、日本の少子化に対して、すごく危機感を感じています。下図の内閣府のグラフからもわかるように、1960年代は出生数が150万人以上いましたが、2000年代にはいると100万人になり、2023年はとうとう80万人!

内閣府のグラフ「わが国の出生数・死亡数の動き」

わが国の出生数・死亡数の動き(内閣府HPより)

高齢者1人を1960年では11.2人で支えていましたが、1980年には7.4人、2014年では2.4人。現状が継続した場合、2060年時点では高齢者1人に対して現役世代が約1人になるそうですよっ!

 高齢者1人を支える現役世代の人数(内閣府HPより)

高齢者1人を支える現役世代の人数(内閣府HPより)

 

いやー、厳しいでしょ・・・

 

1960年代は子供がたくさん産まれていたから、今の制度がうまく回っていました。でも、現代はそんなに子供が産まれない。それでも制度が変わらない。そもそもこの制度が変わらないということが1番の問題なのでは?尾石晴さんはそうおっしゃっていたのです。

 

確かに!

 

昔の制度が現状にあっていない。こういう言葉は聞いたことがありましたが、改めてその通りだなと感じました。

 

www8.cao.go.jp

 

リーダーシップをとる人がいないから変わらない

 

では、なぜ制度が変わらないのか?その理由の1つに、リーダーシップをとる人がいないから変わらないということが考えられます。

 

日本の少子化が問題視されてきた頃から、このままではまずいということがわかっていたはず。それなのに、抜本的な手を打つことができなかった。これは、リーダーシップを取っていく人がいなかったからだと尾石さんはおっしゃいます。

 

さらに、現在の政治家は2世、3世さんが増えています。そうなると、その地域や組織の意向があり、変化を起こすことがとても難しくなっているのではないかとのお話しもありました。これも、その通りだなと私も思います。

 

そもそも、日本の教育はできるだけ平等に、同じようにすることが求められています。アメリカなどの海外では自分の意見を言うことが当たり前ですが、日本はそうではありません。そのため、リーダーシップを育む環境が海外と比べると低いように私には感じられます。

 

もちろん、もともとリーダーシップを発揮できる特性をもった方はいます。でも、海外と比べると自分の意見が求められる場が少ないため、リーダーシップをとっていこうという意欲を持つ人が日本では少ないのではないかと思いました。

 

こうした現状を変えるためには、日本の教育のあり方も変える必要があります。それはとてつもなく時間がかかることなので、まず、今できることは、制度を今の時代にあったものに変えようという意欲を持った人を応援(投票)することなのかなと思いました。

 

今後どうすべきか。私たちにできることとは?

 

日本は、大変な状況に陥ってから変わってきたという歴史があります。戦争では原爆を落とされ、広島・長崎が大変な状況になってから、日本は新しい道を歩み始めました。尾石さんは、日本人はまじめだからこそ、現状を維持しようと頑張ってしまう。我慢して、我慢して、耐えてきた結果、本当にひどいことがおこってから、新しい道へ進むことが多いのではといいます。

 

確かに日本人はまじめだからこそ、耐えてしまう面があると思います。でも、今、少しずつ状況が変わってきています。人口減により働き手が減っていることもあり、働く女性が増えています。女性が外で働くようになったことにより、今まで女性がになっていた家事や育児の労働を、男性もおこなう風潮が少しずつ広がっています。また、男性の育児休暇取得を広めようという流れも広まっていますし、長時間労働を是正しようという流れも強まっています。

 

少しずつではあるけれど、変わってきている予兆がある。あとは、根本的な制度を変える必要があります。制度を変えるには、政治家だけではなくて、私たち国民も学ぶ必要がありますし、声を上げる必要があると思うんですよね。

 

そうした声を上げる人をふやすためにも、本当はメディアももっと人口減という大切な問題をとりあげたり、わかりやすく説明することが必要だと思います。私たち一人一人が学んでいく姿勢も必要ですし、メディアが広めようとしないのであれば、学んでいる人がそのことをアウトプットして、重要性を訴えていく必要があるのではないかと思いました。

 

だからこそ、私も、この重要な問題について少しでも考えてみるきっかけになればよいなと思い、今回の記事を書いてみました。なかなかすぐに変わるものではありませんが、気づいたことは声を上げ続けていきたいですね!

 

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お読みいただき、ありがとうございました!