読んでよかった。
そう本当に感じる本に出会いました。
漫画なのですが、涙なしでは読めない・・・!それくらい心が揺さぶられた本です。
今ある普通の生活。
家があって、仕事があって、大切な人がいる。
歩いて、笑って、時には怒ったりしている。
そんな当たり前の生活が、奇跡なのだと感じました。
一体、どんな内容なのか?
ここから学べることは何か?
もしも、あなたが今何か辛いと感じていたり、解決したい何かがあるのなら、きっとヒントがあるはず!
そう思ったので、この本を紹介したいと思います。
「旦那が突然死にました。」の内容とは?
心揺さぶられる想いだった本は、せせらぎさんの「旦那が突然死にました」。
Kindleアンリミテッド対象。
すごく衝撃的なタイトルですよね。
せせらぎさんは、夫、お子さん2人の4人家族でした。普通に生活していた、仲の良い家族だったそうです。
ところが、とあることで喧嘩が勃発。せせらぎさんは、謝るまで許さないと、実家に子供を連れて帰ります。謝るまでは、許さないと心に決めて。
数日後、夫の会社の同僚から、電話連絡があります。夫に連絡を取りたいのだが、連絡がつかないというのです。
連絡がつかない?
不思議に思いながら、自宅に入ってもらうように手配すると、なんと・・・。そこには、すでに脈にない夫が横たわっていたそうです。
自殺でもなく、原因不明。
一瞬にして、せせらぎさんの世界が変わってしまいました。
それからの1年、2年、3年までの様子が、涙あり、そして笑いも含めながら描かれています。
読んでいて感じるのは、とてつもない悲しみ。
それはそうですよね。ちょっとしたことで喧嘩をしてしまい、許さないと思ってしまった。
あのとき、ああしていれば、そばにいられたかもしれない。助けることができたかもしれない。
そんな後悔の想いが痛いほどに感じられます。
後悔しても、元には戻れない。
せせらぎさんも、それはよくわかっています。それでも、考えずにはいられない。
じゃあ、どうする?
それに対するせせらぎさんなりの考えが、漫画やコラムで綴られているのですが、すごく勇気づけられるお話しでした。
どうしようもない出来事と、どう向き合うか。「生きる」とは何なのか。考えさせられます。
印象に残ったことは?
印象に残ったことがありすぎる!というほど、たくさんあるのですが、その中から3つ紹介しますね。
後悔の仕方。毒ではなく、薬にしよう。
あー、あんなことするんじゃなかった!
そう思うことは、誰しもあると思います。でも、つい考えてしまいますよね。
そうした思いに対してせせらぎさんは、おっしゃいます。
物事にはいろいろな要因があって、一概にああすればよかったでは終わらない。
できなかったんだし、したくなかったんだし、仕方がないんです。
それでもしてしまう後悔があるのであれば、その後悔は次にしないための反省にすればいい。
毒ではなく、薬しよう。次への、誰かのための。
過去に戻ってやり直したい。そう思うことはあるけれど、どうしても戻ることはできない。それならば、次はどうする?と考えてみることが、未来につながるんですよね。
どうしても過去を振り返ってしまいますが、未来に目を向けてみることが、現状を少しでもよりよくする考え方なのだなと、改めて感じました。
人生は、一瞬で変わる。だからこそ、過程を楽しもう!
一本の電話、一瞬の出来事、医師の一言。
いつもと変わらない日常を送っていても、そのたった一言で人生が変わってしまうことがあると、せせらぎさんはおっしゃいます。
これ、本当だなー・・・!と感じました。1つの出来事が、嬉しいことを運んでくることもあれば、全く異なる出来事を運んでくることもあります。
でも、だからこそ過程が大事。TVゲームのRPGのように、最後に辿り着くまでの過程を楽しんでいれば、いつ死んでも「楽しかった!」で終わるはずとせせらぎさんは考えていらっしゃいます。
人生はゲームと同じであるとは、聞いたことがありますが、つい忘れてしまっていました。今を楽しむ。過程を楽しむ。この気持ちを忘れずにいきたいと思いました
人生に、次なんてない。今を生きよう。
せせらぎさんは、次に会ったときに夫と話をしようと思っていました。けれど、次はなかった。
このことから、人生に次なんてないとおっしゃいます。
あとでやろう。今度言おう。そう思っていることはありませんか?もしかしたら、次はないかもしれない。そう考えたら、今できることは、今のうちにやったほうがいいなと思うようになりました。
例えば、子供に大好きと伝えること。子供をぎゅーーっと抱きしめること。家族が食べたいといったものを作ってあげること。
忙しくて、あとでねといってしまいがちでしたが、今できるなら今のうちにと気持ちを伝えたり、行動するようになりました。すると不思議なもので、子供たち自身も優しくなり、手伝ってくれるようになったのです。これは、すごいありがたい変化!
人生に次はない。そう思うと、人に優しくなれるし、今を大事にしていけるなと思います。
当たり前の奇跡に感謝して、今を生きよう。
本を読んで、私の心は大きく変化しました。
今、復業が大きく叫ばれています。定年後、年金がもらえるかわからない。将来、会社がどうなるかわからない。だから、自分で稼ぐ力を身につけましょうという話をよく聞きます。
でも、じゃあ、専業主婦の方はどうなるの?とか、すでに育児しながら頑張って働いているのに、さらに頑張らなくてはならないの?と思う自分がいました。
そう思いつつも、オンラインコミュニティなどでは、起業や復業を目指したり、経済的に豊かになることを目指している方が多く、じゃあ私も!と思っていました。
思っていたのですが、やっぱり、違うなーと。仕事をしつつも、子供や夫が喜んでくれるようなものを作ったり、家を整えたり、庭を綺麗にしたり、そんな何気ないことが幸せだなと思いました。
たまに遠出して、ちょっとリッチな宿泊先に泊まったり、美味しいものを食べに行けたりすれば、それでよいのです。1番大切なのは、健康であり、元気な家族がいて、笑っていられること。
もちろん、お金はあったほうがいいし、時間キャッシュリッチになれるのならば、なった方が幸せです。それでも、そんな豊かな状況でも、きっと何か問題が起き、悩みはつきないと感じます。
それならば、自分が本当に幸せを感じることに時間をかけて、自分軸の幸せで、自分も周りも幸せにしていけたらと思いました。その夢がどんなものかは、その人次第。自分にあった夢を広げていきたいですね。
人生観が変わるに違いない本です。
是非手にとってみてくださいね!
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