どうやったら豊かなお金持ちになれるかな?
そんなことを考えたことがある方は、多いのではないでしょうか。
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」は、まさにその答えが書いてある本です。
周りの方からおすすめされたり、講演会に参加する機会を得ることができたので、手にとって読んでみました。
これがまた、
面白い!
お金に関する学びがたくさんありました。これらを知っておくと、これからの生活がさらに豊かになること間違いなし!そう思ったので、ご紹介しますね。
主人公ケンと、大富豪ゲラ-氏の出会い
読んだ本はこちらです。1~3の3冊あり、まずは1を手に取ってみました。
主人公である著者、ケンは、当時まだ20歳の学生でした。1年のアメリカ滞在の終わりの頃、とある老人ホームで日本文化と平和について講演をしているときに、ゲラー氏と会います。
ゲラー氏は、実は大変な大富豪でした。お金について学びたかったケンは、ゲラ-氏にお願いして、大富豪から教えを得られることになりました。
その教えは、全部で17あります。どれも、具体例があり、わかりやすくまとめられています。
幸せな金持ちになる3つの条件
レッスンが始まる前に、ゲラ-氏は3つの条件を出します。この話を聞くからには、
- 絶対に幸せな金持ちになること。
- 自分の人生で起こることに、百パーセント責任をもつこと。
- 成功したら、将来前途ある若者にこの知恵を教え、彼らの成功を手伝ってあげること
2はすごく納得しました。お金持ちになるということは、様々な困難に挑戦することでもあります。そこで失敗したときに、誰かがそういったからと人のせいにしていては、幸せな人生が送れませんよね。
3も納得です。自分が成功したら、次の若い人を応援することも、素晴らしいことだと思います。
問題は1です。本当に幸せなお金持ちになれるのだろうか・・・?と思う気持ちもありますが、やろうと思わなければ何事も実現しません。
この本を読むからには、実践あるのみ!
ゲラ-氏の教えとは?
ゲラ-氏は、ケンにお金についてお話するだけでなく、実践の課題を出すこともありました。電球を100個売る、大勢の人の前でスピーチする、無人島に置き去りにする・・・!どれも、難しい課題です。それを、ケンは創意工夫と情熱で乗り越えました。すごい!
そうしたゲラ-氏の教えの中で、私が印象に残ったことを紹介したいと思います。
お金にこだわらない
お金にこだわらないことは、難しいのでは?
そう思いましたが、お金にこだわっていると、幸せなお金持ちになることはできないそうです。幸せなお金持ちは、心が白紙の状態で生きているとのこと。あるがままを見て、言葉通りを聞いて、感じるままに生きている。難しそうですが、ちょっと意識する必要があるなと思いました。
自分の人生がどちらに向かっているか考える
いまは、ブレーキを踏むときか、それとも、アクセルを踏むときなのか?
人生には、ツキの流れがあるそうです。今の自分にはツキがないなと感じたら、何もせずにのんびり人生を楽しむ。運気が上がっていると感じたら、勝負にでる。運気のないときに勝負に出てしまうと、とんでもない失敗につながるそうです。
ついつい、どんなときでも頑張ろう!と思いがちですが、人生がどちらを向いているか考えたいですね。
良い人と悪い人を見極め方
良い人か、悪い人かの見極め方は、しっかりとその人の目をみることでわかるそうです。そして、その奥に真実があるかどうかを確かめることが重要とのこと。
また、笑顔がさわやかな人、利害関係のない他人をどう扱うかを見ることですぐにわかるそうですよ。
直感力を身につける
直観力をつけることは、とても大切だそうです。頭で考えてもダメなこともたくさんあります。ゲラー氏は、最終的な決断は、直感に頼って下しているそうです。
直観力を上達させるには、訓練しかないとのこと。頭で考えるのではなく、感覚を研ぎ澄まして、直感を意識して使うことで、筋肉のように身につくそうです。
なかなか具体的な方法がないので、実践が難しいですね・・・。でも、直感は大事だと理解しておくと、何か物事が起きた時に、自分の感覚を信じて行動できそうですね。
人生を信頼する
ある日、無人島にケンは1人取り残されます。だんだん不安になってきて、昼間はあんなに感謝していたゲラー氏に対し、怒りと憎しみがわいてきました。翌朝、ゲラー氏が戻ってきて、ほっとするケン。ゲラー氏は、これが課題だったと伝えます。
ケンの気持ちがよくわかる・・・。急に状況が悪くなってしまったら、その人のことを悪く思いがち。
自分の感情や思考が人生のコントロールを奪うほど、どれだけパワフルなものか。これは、それを知ってもらうための試練でした。
覚えておいてほしいことは、人生を信頼することだとゲラー氏はいいます。一時的に見捨てられたように感じたときにこそ、必ず、助けはくると思い出してほしいそうです。
人生を信頼できる者にだけ、幸せは訪れるのだ。とても印象的な言葉でした。
人とのつきあいで一番大切なのは、相手の幸せを願うこと
人とつき合う中でいちばん大切なことは、あなたが接するすべての人に豊かさと幸せがもたらされることを願うことだそうです。
誰か新しい人に会ったら、「この人にたくさんの幸せとたくさんの豊かさが雪崩のようにやってきますように」と祈りながら微笑みかける。別れる時も、同じように。そうゲラー氏は言います。
あれ?これって、実業家の斎藤一人さんと同じ・・・!
斎藤一人さんも、出会った人に「この人にすべてのよきことが雪崩のごとくおきますように」と願おうといっていました。成功する人は、同じ考えなのですね。
このような態度がとれれば、あなたは間違いなく誰からも愛される人になるそうです。
いろんな会合に顔を出し、自分より優れた人と付き合う
ネットワークづくりは、すぐ利益になるものではないので、積極的にしようと思えない方もいるかもしれません。けれども、それは、満ち潮のようなもの。気がついたら、その人脈に押し上げられて一気に高みにいけるものだそうです。
いろんな会合に顔を出し、自分よりもはるかにすぐれた人とつき合うように意識すると、自分自身も自然とその人たちに近づけるそうですよ。
お金の法則
お金には、5つの原則があるそうです。この原則抜きにして、金持ちになるのは非常に難しいとのこと。
1 たくさん稼ぐ
2 賢く使う(節約)
3 がっちり守る
4 投資する
5 分かち合う
私は、特に「5分かち合う」が印象的でした。誰かに贈り物をしたり、寄付をしたり。分かち合う使い方は忘れがちなので、行っていきたいですね。
もし自分でできたとしても、できるだけ多くの人を巻き込んで助けてもらう
どちらかというと、なんでも自分でやろうとしてしまいがち・・・
そんな方は、要注意!決してすべてを一人でやろうと考えないように、とゲラー氏はいいます。
特に、専門家がいる場合は、専門家の力を借りたほうがいいそうです。限られた時間で、最高のパフォーマンスを発揮するためには、その分野のエキスパートさんの力を借りることも大切ですね。
決断力を高める
物事を決める時、決断力も大切ですね。決断力を高めるポイントで、印象に残ったのが、どんなことも意図的に決めるということです。筋肉トレーニングと一緒で、日々些細なことでも意識して行うと、決断力もあがっていくそうです。
決めることは、どんなくだらないことでもいいとのこと。今日のお昼ご飯とか、洋服選びとか、テレビの番組選びとか。例えばハンバーガーショップなら「チーズバーガーを二つ。ピクルスなし!」と具体的に即決断すること。これなら、なんだかできそうですよね。日ごろから積極的に決断していくと、心構えができてくるそうですよ。
愛する家族を失ったり、身近な人に病気や事故が降りかかる場合がある
成功を目指すことに力を入れすぎると、最も身近にいる大切なパートナーとの付き合いがおろそかになりがちだと、ゲラー氏は言います。
せっかく成功しても、大切な人を失ってしまったら、成功をした意味がありません。努力と心配りをもって、パートナーを大切にしましょう。
また、急成長する会社に関係する人には、病気や事故が普通の会社より多くあるものだといいます。ビジネスやお金は一種のエネルギーのため、気を付けないとそのパワーでやられてしまうそうです。このエネルギーをきれいに流してやることが大切。
ビジネスを成長させるなら、少しゆっくりめぐらいがちょうどいいそうです。
何度失敗しても、立ち上がろう
必ずたくさんの失敗が起きます。けれど、重要なのは、その失敗から何を学ぶかです。失敗して何度倒れても、必ず立ちあがろうとゲラー氏はいいます。
失敗は、成功につながる道だからです。諦めてしまったら、そこで道は途絶えてしまいます。そのため、何が起きても、失敗しても、必ず立ち上がることが大事だそうです。
夢を紙に書こう
主人公のケンは、ゲラー氏に促されて、夢を紙に書いていました。あとがきでは、その夢がほぼすべて実現しているといいます。
「ぜひ自分の夢を紙に書き出してください。」筆者はそう言います。書いても失うものはなく、起きる最悪のことは、実現しなくてがっかりすることくらいだからです。
私も、叶えたいことは紙に書いています。年の初めや、月の初めに手帳に書いたりします。後から見て、叶っていることもあれば、叶っていないことも・・・。
叶っていないことは、書いたのになんでできなかったのだろうと思いますが、やはり原因があるのですよね。努力が足りなかった、方向が間違っていたなどなど・・・。
叶っていないと若干がっかりしますが、これから叶うかもしれません。また、実際に叶ったことも多くあります。ですから、まずは書いてみる。これは、夢を叶える一歩でもあるように思います。
実は、人生には良いことも悪いこともまったくない
実は、人生には良いことも悪いこともまったくないと、ゲラー氏はいいます。これが、この本を読んで一番印象に残っています。
いやなことが起きたらショックを受けますし、いいことが起きれば、嬉しくなります。けれど、これは自分が感じているものであって、本来は単なる事象が起きているだけなんですよね。それを、どう感じるかは、自分次第。
私のもとにくるものは、すべてベストなんだ。だから、すべて受け止めようと考えるだけで、心の平安がやってくるそうです。
これ、なんだかわかる気がします。本当に辛いときは、これがよかったなんて思えないものです。でも、良いことも悪いこともない。すべてが学びだと思うと、よりよい人生になるということは、すごく役立つ教えでした。
できるところから、やってみよう!
いかがだったでしょうか?
そんなこと知っているよ、ということもあれば、え?そうだったのか!という発見もあったのではないかと思います。
これらを知った上で、できることをやってみることが、自分の望む道につながるように思います。
何か心に響くことがありましたら、是非実践してみてくださいね。私もやってみます!
今回は、本を読んで私が印象に残ったことを紹介してみました。人によって、心に響くところは異なると思います。
役立つお話がたくさんあり、しかもすごく読みやすかったので、ご興味があれば是非手に取ってみてくださいね。
みなさんの人生が、素晴らしいものになることを、心から願っております!
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