「将来のために、資産運用を始めてみたい」
「でも、どうやってはじめたらいいの?」
最初は、どうしたらいいのかわからなくて、悩みますよね。私もそうでした。
4年前から資産運用を始めて、その効果を実感していますが、あのとき、これを知っていたら・・・!そう思うことが少なくありません。
そこで、資産運用の基本と私が資産運用を始める前に知っておきたかったことを紹介します。これから資産運用を始める方にとって、少しでもお役に立てば嬉しいです!
まずは、資産運用に関する理解を深めよう!
まずは、資産運用とは何かについて、理解を深めておきましょう。
資産運用とは、持っている資産(現金、不動産、株式、債券など)を運用して、リターンを増やすことです。でも、運用すれば、必ず増えるわけではなく、一定のリスクが伴います。
私のおすすめは、インデックス投資信託を毎月定額購入するドルコスト平均法によるつみたてです。
失敗しない資産運用のポイントは、知識をつけること。
そのためには、様々な本やブログから情報を入手することが、失敗しない投資につながると思っています。
お金について詳しくないから、どうしたらいいかわからない・・・。そういう方には、経済評論家、山崎元さんの「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」が参考になります。
こちらの本は、お金に詳しくない著者が、お金に詳しい人に教えを請いに行き、実際に投資をはじめます。絶対にやってはいけないことも書かれていて、お金に詳しくない方が質問しているので、本当にわかりやすい!
Kindle Unlimited読み放題の対象になっている場合もあるので、Amazonから確認してみてくださいね。
ただ、注意点としては、山崎さんは、投資信託の毎月定額購入ではなく、一括購入を勧めていること。確かに、一括購入も理論としては正しいかもしれませんが、どんどん下がっていく相場では心配なので、私自身は毎月定額購入の方がいいかなと感じています。
資産運用の理解を深めて、自分にあった投資方法を見つけよう!
自分がどれくらいリスクがとれるか考えよう
お金について少し理解が深まったら、次は「自分はどれくらいリスクがとれるかな?」とちょっと考えてみましょう。
ドルコスト平均法の資産運用は、10年、20年先を見越した長期投資。その間には、マーケットの暴落だってありえます。
そんなときでも、売却せずに保有しておくことが大事。夜も心配せず、ぐっすり眠れる余裕を持った投資が必要です。
経済評論家の勝間和代さんは、収入の2〜3割の天引き投資を勧めてらっしゃいます。最初から大きな額が心配な方は、少額で始めたり、ポイントで始めてみる方法もありますね。
また、株式と債権の割合をどのくらいにするかにもよって、リスク度合いが異なってきます。債権は、現金と置き換えて考えていいかもしれません。この資産配分が一番大事ともいわれていますので、自分と向き合って考えてみたいですね。
自分がとれるリスクについて考えてみよう!
ネット証券に口座を開設しよう!
資産運用をスタートするなら、ネット証券に口座を開設しましょう。
証券会社や銀行の窓口は、お勧めできません。なぜなら、人件費がかかっているために、手数料がとても高いからです。
比較的大きなネット証券であれば、どこでも大丈夫だと思います。私は、SBI証券 を使っています。使い勝手がよく、投資信託の種類も大抵揃っています。分からないことがあれば、コールセンターに電話すれば、きちんと対応してもらえておすすめです。
証券会社のホームページを確認することってなかなかないと思うので、この機会にどんなホームページか確認だけでもしてみるとよいと思います。
口座開設を申し込むと、必要書類がいくつか必要になってきます。仕事が忙しかったり、家事や育児が大変だったりすると、こうした書類準備が億劫になりがちですよね・・・。
でも、一度申請、設定まですれば、あとはほったらかしの資産運用が始められます。まずは、口座開設してみましょう!
ネット証券に口座を開設して、資産運用の一歩を踏み出そう!
投資信託を選ぼう!選ぶときのポイントは?
ネット証券に口座開設をしたら、次に投資信託を選んでいきましょう。投資信託のメニューを見ると、たーーーっくさん種類があって、どれを選べばいいのかわからなくなりますよね。
選ぶときのポイントは、条件検索を利用することです。SBI証券の場合、「パワーサーチ」というメニューがあります。
(SBI証券より画像をお借りしています)
こちらを使うと、種類が絞り込めて、選択しやすくなるので、おすすめです!おそらく、他のネット証券でも同じような機能はあると思いますので、是非活用していきましょう。
私は、自分でエクセルシートを準備し、必要事項を転記して比較もしていました。時間はがかかりますが、投資信託の内容がよく理解できますので、迷う時はこうして並べてみるのもよいと思います。
では、私自身が気をつけているポイントを紹介しますね。
インデックス投資信託を選ぼう
投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドがあります。
インデックスファンドは、特定の指標(インデックス)と同じ値動きがされるように運用される投資信託のこと。
アクティブファンドとは、運用担当者が銘柄や資産配分を選択して、運用される投資信託のこと。特定の指標を上回る成績を目指しています。
それならアクティブファンドの方がいいのでは?
いえいえ!様々なデータから、アクティブよりもインデックスのほうが成績がよかったという結果がでているのです。過去に読んだ本でも、インデックス投資信託が勧められていました。
そのため、インデックス投資信託を選択することをおすすめします!
総資産総額が100億円以上のものを選ぼう
純資産総額とは、投資信託の時価総額のことです。できるだけ金額が大きい方が、多くの方が買っているといえますし、安定的な運用が見込めて安心です。
総資産額が小さいと、途中で運用が終わってしまうこともあります・・・。怖い!
目安としては、できれば100億円以上あった方がいいとされています。必ずチェックしてくださいね!
手数料が低いものを選ぼう
投資信託の手数料には、主に販売手数料、信託報酬と信託財産留保額があります。
販売手数料とは、投資信託を買うときにかかる費用のことです。
信託報酬は、投資信託を管理してもらう経費として、保有している間はずっと払い続ける費用のこと。
信託財産留保額は、投資信託を解約するときに支払う費用のことです。
え?お金がかかるの?
そうなんです。でも、その費用以上のリターンが見込めるので、安心してください。
ただ、できれば費用は少ない方がいいですよね。
販売手数料は、無料のノーロードといわれる投資信託があります。まずは、必ずこちらを選びましょう!
信託報酬は、年0.5%以下を目安にするとよいと思います。年0.1%台もあるので確認してみてください。
信託財産留保額は、0.3%程度が一般的でしたが、今はかからない投資信託がよいと思います。
費用は、必ずチェックしましょう!
毎月分配型を選ばないようにしよう
分配金とは、投資信託の収益からもらえるお金です。これは、受け取るのではなく、再投資にまわしましょう!
再投資に回すことで、複利で増やすことができます。これが、資産を増やす上でとっても重要!毎月分配型でなく、再投資型になっているか確認しましょう。
繰り上げ償還しないか確認しよう
繰り上げ償還とは、あらかじめ決まっていた信託期間が終了する前に、運用が終了してしまうことです。
繰り上げ償還になる条件は、目論見書に記載があります。目論見書の一番最後の方のページを見てみてください。例えば、繰り上げ償還だとこんな感じ。
(三菱UFJ国際投信株式会社の目論見書からお借りしています)
ここには、「受益権の口数が10億口を下回ることとなった場合」とあります。まだできたばかりの投資信託ですと、受益権の口数が低いことがあります。大きくなるまで時間がかかることがあるので、注意したいですね。
目論見書を確認しよう!
目論見書とは、投資信託の説明書。どんな銘柄で構成されているのか、どんな方針で運用されるのかが書いてあります。
先ほど説明したインデックスかどうか、総資産額、信託報酬や信託財産留保額がぜーーーんぶ載っています。これは、もう見るっきゃないですよ!
最初は、見ても意味がわからないかもしれませんが、何度も見ているうちに、だんだんと理解できるようになってきます。
目論見書の表紙には、コールセンターの電話番号も載っています。何か疑問があれば、問い合わせてみるのもいいですよ。(私は問い合わせたことあり!です。丁寧に教えていただきました。)
とても大切な資料なので、必ず確認しましょう!
先ほど紹介した経済評論家、山崎さんと、インデックス投資家の水瀬さんの共著「全面改定 ほったらかし投資術」には、今までお伝えしたポイントだけでなく、出口戦略についても書かれています。読むとさらに理解が深まりますよ。
コツコツ積立投資で、安心できる資産形成をしよう!
資産運用を始めてみたい。そう思っても、最初は種類がありすぎて、どんな投資信託を選べばいいかわからなくなりがちですよね。
そんなときに、紹介したポイントを確認してみてほしいと思います。投資信託を比較することで、理解も深まると思います。
インデックスファンドについては、Fund of the Year(ファンドオブザイヤー)というサイトがあり、インデックス投資家さんたちがその年で一番よいと思うファンド=投資信託を選ぶサイトもあります。投資経験者さんが選んだものなので、参考になることは多いと思います。是非、参考にしてみてくださいね。
2019年のファンドオブザイヤーはこちら。
日本では、金融教育がほとんど行なわれていません。学校で学ぶ機会があれば、たくさん知識を得ることができますが、学ぶ機会がないから知らないまま・・・という方が多いのではないかと思います。学べば理解できることが多いのに、本当にもったいない!
金融リテラシーを身につけると、お金について理解が深まりますし、株価や為替などにも意識が向けられるようになります。こうした意識の変化は、日本全体としてよりよい社会に近づくと思います。
日本では、投資は危ないものという意識が強く、預金される方が多いです。けれど、きちんと理解すれば、リスクは自分でコントロールできることがわかります。
基本を学び、将来に備えて、しっかり資産形成していきたいですね!
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