チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

3児育児中のワーママです。ライフハック、子育てなど暮らしを豊かにするヒントや気づきを綴っています。

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HUC3周年祭!お金の価値観が変わり、「LIFE SHIFT」著者リンダ・グラットン教授の意見が聞けて、多様な女性のスピーチに感動した話

HUCをご存じですか?HUCとは、「母親アップデートコミュニティ」のこと。NewsPicksの番組をきっかけに立ち上がった、自分の人生をワクワク楽しむためのコミュニティです。

 

このコミュニティが3周年を迎えたということで、3周年祭が開催されました。1月23日~1月28日のなんと5日間!

 

母親アップデートコミュニティとは、いったいどんなコミュニティなのか?

3周年祭ではどんなことがおこなわれたのか?

心に残るお話しがたくさんあったので、紹介しますね!

  

 

HUC(母親アップデートコミュニティ)とは?

 

HUCとは、「母親アップデートコミュニティ」。自分の人生をワクワク楽しむコミュニティであり、母親の「〇〇しなければならない。」から「〇〇したい。」へ変えていくことを提案しています。

 

ホームページには、「子どものため、家庭のため、仕事のために日々追われていて、「自分のために」が後回しにされている方も多いのではないでしょうか?」とあります。確かに、母親は子どもや家庭のために自分のことを後回しにしがち。そして、コミュニティには様々な背景の方が集まることから、「誰も否定しない」をたった1つのルールとして運営されています。

haha-update.com

立ち上げのきっかけは、NewsPicksの「Weekly Ochiai」という番組だそうです。立ち上げから現在まで代表を務められているなつみっくすさんが、立ち上げの経緯をブログに綴ってくださっています。

nokogiri-blog.com

メディアアーティスト 落合陽一さん、花まる学習会代表 高濱正伸先生、NewsPicksのCCO 佐々木紀彦さんに見守られてスタートしたコミュニティ。母親という立場を越えて、つながりづくりへの熱意が感じられる・・・!

 

私は、あるコミュニティでなつみっくすさんとブログ投稿イベントに参加させていただいていたことがあり、継続してブログをアップする姿に想いの強さを感じていました。そんななつみっくすさんが代表を務めてらっしゃるなんて!これだけ多様な方々が集まる場所を束ねていくのは大変だと思うのですが、「誰も否定しない」というルールが本当に素晴らしい!とても温かいコミュニティが形成されていると感じました。

 

HUCは「誰も否定しない」がルールのコミュニティ!

 

「お金の自分軸ワークショップ」心躍るマネーサポーター、みほさんの言葉が秀逸!

 

まず私が参加させていただいたのは、心躍るマネーサポーターしいがいみほさんによる「お金の自分軸ワークショップ」です。

 

最初に、「お金の他人軸に惑わされていませんか?」という問いかけがありました。「老後に2000万円必要」「副業しないとダメ」そんな言葉がちまたでは飛び交っています。でも、人生はお金がすべてではありません。生きる上で大切なものですが、「お金の自分軸」をもって本当に自分にとって必要かどうかを考えることが大切だというお話しでした。

 

みほさんは「お金は私の人生を彩る手段である」と考えてらっしゃいます。そして、

・お金を使うことにおいて、心躍るものはすべて自己投資

・明日死ぬかもしれないと思って使い、一生生きると思って稼ぐ

・お金はめぐらせてこそ生きる

と考えていることを紹介してくださいました。

 

どれも素敵な言葉・・・!

 

ちょうど私は、「本当に副業は必要なのか?」と考えていました。仕事もし、家事もし、育児もして忙しい毎日を過ごしているのに、さらに副業までしなければいけないの?と。確かに日本は少子高齢化の道を突き進んでいて、老後の年金がもらえるかどうかわからない状況になっており、そう考えると自分自身で稼ぐ力が必要です。

 

でも、そうならば専業主婦/主夫の方や働きたくても働けない方はどうなってしまうの?今の子どもとの時間を犠牲にしてまで、今より収入を増やさなければいけないの?そんな風に考えていました。

この悩みの過去記事はこちら↓

www.chocoberry-life.com

みほさんのお話しを聞いて、答えがでたと思いました。生きるためにはお金が必要で、だからこそやっぱり働き続ける必要があると思います。でも、その金額は、自分が必要とするだけでいい。私は特に海外移住を望んでいるわけではないし、高級なホテル暮らしをしたいわけではありません。自然豊かで、綺麗な過ごしやすい環境の中で、子どもや孫たちに囲まれながら、健康に笑って過ごしていたい。そう考えると、必ずしも今以上の収入が必要なわけではないと思えます。

 

もちろん、将来何が起きるかわかりませんし、より豊かに過ごせることは嬉しいことです。そのため、できる範囲では成長できるように努力を重ねますが、無理をしてまでおこなうことがないように、お金の自分軸を大切にしていきたいと思いました。

 

「人生100年時代の人生戦略を立てよう」高垣のりこさんが「LIFE SHIFT」著者リンダ・グラットン教授から得たものとは?

 

次に参加させていただいたのは、高垣のりこさんの「人生100年時代の人生戦略を立てよう」。高垣さんは、大手商社に勤め、バリバリ働いてらっしゃいましたが、これが本当に自分が生きたい人生なのかと考えるようになり、ロンドンビジネススクールへ留学。「LIFE SHIFT」の著者でもあるリンダ・グラットン教授の下で学び、帰国後は退職。起業して、女性のキャリアサポートと自分が生きたかった人生に舵を切っています。

 

高垣さんは、リンダ・グラットン教授がおっしゃっていたお話しを共有してくださいました。日本の女性は我慢しているということ。だから、あなたたちがそれを変えていくような行動をしていきなさいといったアドバイスをいただいたそうです。欧米から見ると、日本の女性はたくさんの我慢を強いられていると見えるのだな・・・と実感しました。

 

また、私は「LIFE SHIFT」を読んでいて、疑問に感じていてことがあり、質問させていただきました。それは、世界に向けて出版されている本なのに、日本の特徴を的確に見抜き、日本を分析して執筆されているのはなぜなのかということです。それだけ日本に興味を持たれていたのでしょうか?と質問すると、高垣さんの答えは「そうです。」とのこと。そもそも、欧米は、こうしたライフシフトがもうできている。日本はまだできていないから、リンダ・グラットン教授も今後を注目してみているとのことでした。

 

リンダ・グラットン教授のご意見に納得!国によって社会的構造は様々ですが、女性の我慢を変えていきたいと感じたエピソードでした。

 

高垣さんは、自分で100年時代におけるライフイベント表を作成されていて、これ、作ってみたかった!と私も作ってみました。手帳の最後のページに自分と家族の年齢を横に書き、下にイベントを書いてみます。こうして可視化すると、これから10年の間に子供のイベントが目白押し。その後は、落ち着いた時間がとれるであろうことが予想されます。

自分軸手帳のフリーページに書いたライフイベント表

こうしたライフイベント表を作っておくことは、未来の想像につながり、お金の使い方についても改めて考えることができるので、すごく有意義なことだな!と感じました。みなさんも、是非書いてみてくださいね。

 

「私のアップデート」HUC参加者の熱意がすごい・・・!

 

そして、一番感動したのは、「私のアップデート 1分間ピッチ」です。これは、HUCのメンバー8名が、自分の想いを1分間スピーチするという企画。花まる学習会代表の高濱正伸先生も参加されながら、企画がスタートしました。どの方も本当に素晴らしいスピーチだったのですが、特に印象に残った3名の方のスピーチを紹介しますね。

 

ムダな時間こそが人生を楽しくする

まずは、シロコさん。夫が海外単身赴任をされていて、駐在妻を経験。帰国後、子育てしながらフルタイム勤務を始めますが、外注、タイマーで時間管理してなんとか生活を回す日々。2年間、何をやっても楽しくない状態になってしまったそうです。

 

効率だけが人生ではない。余白こそが人生。フルタイム正社員が人生ではない。そう考えて、地方への移住を決断したそうです。

 

最後の締めくくりの言葉は、「ムダな時間こそが、人生を楽しくする。」

 

なんて素敵な言葉・・・!

 

私にとってすごく響きました。なぜなら、私も効率的におこなう事が好ましく、できるだけムダは排除したいと思って生きているからです。でも、効率化を追求したシロコさんだからこそ、この言葉の重みが感じられました。ムダな時間について、見直してみたいと思います。

あなたはあなたのままでいい

次に印象に残ったのは、マコチさん。今まで、他の誰かにならねばと思っていたそうです。でも、HUCでどんな自分でも否定されないということがわかり、心が動いたことにチャレンジをするようになり、弱さをオープンにもできるようになりました。「あなたはあなたのままでいい」。これが、マコチさんからのメッセージです。

 

この言葉も、マコチさんの今まで他の誰かにならなくてはと思っていたという想いがあるからこそ、心に響く言葉になっていると感じます。自分を成長させるために上を向くことも大事ですが、今の自分をそのまま認めてあげることも大事ですよね。

信じる

最後は、あやさんです。あやさんは、1ヶ月前にお子様の発達障害が判明したそうです。私が働いているせいなのか?今まで思い描いていた理想が全て崩れ、泣いて過ごしていたそうです。先生に不安なことばかり相談していたら、一緒にいたお子さんが言いました。「僕のいいところも話して」。その言葉から、私が子供を信じてあげなくてどうするのかと思うようになり、「信じる」を最後のメッセージとされていました。

 

な、泣ける・・・!

 

自分の予想とは思いも寄らぬ結果がでてしまったとき、本当にショックだったと思います。でも、きっとお仕事のせいではないと思います。ただ心に寄り添うことしかできませんが、「信じる」と最後のメッセージとしたあやさんに共感し、応援したいと思っています。

HUC参加メンバーさんの想いが熱い。心遣いが温かかった!

 

「1分間ピッチ」の途中で、グループに分かれてイベント参加者さんと話し合う時間が設けられていました。夜のイベントであり、私は耳だけ参加とさせていただいていました。

 

話し合いの場には、HUCメンバーの方が4名ほどいらっしゃり、顔出しをして「1分間ピッチ」の感想を述べられていました。感動した!というお言葉に私も共感しましたし、これだけ核心についたお話しをされるなんて、なんて素晴らしいのだろうと思いました。

 

それだけでなく、その場で感じたのはHUCというコミュニティに対する熱い想いです。「誰も否定しない」というルールから、みなさんがのびのびと活動をされ、コミュニティを愛してらっしゃるということをすごく感じました。

 

グループトークが終わる頃、ある方が「チョコベリーさんや他の参加者の方、大丈夫かな?HUC話で引いていないかな?」と笑いながら話してくださったのですが、とんでもない!むしろ、それだけ熱い想いがある方が集まった素敵なコミュニティなんだなと感じました。こうして、顔出しもしていない私に声かけしてくださるなんて、なんて温かいんだ・・・!と思わずにはいられませんでした。

「母親」だけでなく、「父親」や「社会」もアップデートすることで日本は変わると思う

 

HUCのイベントに参加させていただいて感じたのは、やはり日本には「母親」としての固定観念が強くあって、自由に行動することが難しい状況があるということです。

 

子供のために、母はこうあるべき。そんな思いがあるから、閉塞感があり、行き詰まった状況があるのかも知れないと思いました。

 

こうした状況を変えていくために、「母親アップデート」としてコミュニティがあるのは素晴らしいことです。「オンラインご近所システム」として、オンラインで人とつながり、好きなことを話したり、活動できる場があることは、多くの方が救われ、学びになっているのだと思います。

 

ただ、少し思うのは、アップデートが必要なのは母親だけでなく、それを取り巻く父親や環境もだとも思います。母親だけではなく、父親がもっと家庭進出をするようなアップデートがあることによって、社会の意識が変わり、母親という固定観念も変わっていくように感じました。

 

でも、「母親アップデートコミュニティ」という言葉には、父親や社会のアップデートも含まれているのだと思います。まず母親が行動を変えることによって、父親や社会構造も変わっていくはず。そういう思いで、「母親アップデート」という言葉があるのではと思いました。

 

なつみっくすさんを初めとしたHUCメンバーの皆さま、素敵なイベントをありがとうございました!私も母親の一員として、よりよい社会につながるように、できることをおこなっていきたいと思います。今後のご活動がますます楽しみです。

 

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