チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

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投資の原則って何だろう?「投資の大原則」でインデックス投資の基本を学ぼう!

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投資の原則って何だろう?そう問われたら、ちょっと考えてしまう方は多いのではないでしょうか。

 

リーマン・ショック以来の大不況といわれる不安定な相場がやってきて、私自身が不安やショックな出来事があり、これは投資に関する本を読むしかない!と、いろいろな本を読んでみました。

 

そんな中、出会ったのが、「投資の大原則」

 

「投資の大原則」?すごい強気のタイトル・・・!

 

それもそのはず、投資の世界を代表する本、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者バートン・マルキールさんと、「敗者のゲーム」の著者チャールズ・エリスさんの共著なのです!

 

「投資の大原則」を読み進めると、高校でこの本を読むことを義務化するといいと書いてあるのですが(←自分で言ってる笑)、本当にその通り!だと思いました。それほど、投資について知っておくべきことが書かれていたんです。

 

これから投資を始める方、すでに投資を始めているけれど、もう一度理解したい方におすすめです!どんなことが書かれていたのか。私が印象に残ったところを紹介しますね。

  

 

「投資の大原則」とは?

 

「投資の大原則」の本は、インデックス投資実践者の水瀬さんのブログを通じて知りました。ブログはこちら。

randomwalker.blog19.fc2.com

 

「ウォール街のランダム・ウォーカー」「敗者のゲーム」。みなさんはこれらの本を手に取ったことがあるでしょうか?

 

「ウォール街のランダム・ウォーカー」は、不朽の名著といわれているので、ご存じの方も多いのではないかと思います。 

 

「敗者のゲーム」については、ブログで紹介しています。わかりやすく、すごく学びが多かった!

www.chocoberry-life.com

 

どちらも学びが多い本なのですが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」はちょっと難しいかな・・・というのが私の印象。

 

しかし、「投資の大原則」は、知識あるお二人が、実際のデータを交えながら、わかりやすくインデックス投資について説明してくださっています。 

 

投資の大原則とは何なのか?紹介します!

 

長期投資で成功する鍵は、この4つ! 

 

長期投資で成功するためには、どうしたらよいのか?著者のお二人は、次の4つをあげています。

 

1.分散投資

2.リバランス

3.ドルコスト平均法

4.インデックス・ファンド

 

なぜ、この4つが成功のポイントなのか?その理由を、本では様々なデータを用いて説明してくださいます。

 

是非、本を手にとっていただきたいのですが、これらの中で、特に印象に残っていることについてお話しますね。

  

印象に残った5つのこと

 

長い間、投資に携わってきた実績のあるお二人が書かれた本から、学んだことを5つ紹介します。

 

投資は、常に分散投資!

「すべての資産を集中的に投資してはいけない」。お二人は、口をそろえてそうおっしゃいます。

 

ある会社員の方が、自分がつとめている会社の自社株に全資産を投資をしていた事例が紹介されていました。とても大きな会社だったので、安心して投資をしていたのですが、なんと倒産!すべての資産がなくなってしまったという悲しい事例が紹介されていました・・・。

 

投資は、分散すべき。そうよく耳にしますが、本当に一挙集中は、何か問題が発生したときに、取り返しのつかないことになってしまうなと実感しました。

 

投資をするときは、分散をしよう!

 

資産配分、マーケット・タイミング、銘柄選択の中では、資産配分が特に重要

いつ買おうかなとか、どの銘柄がいいかなということを迷ったりしがちですよね。ですが、重要なのは資産配分!特に、株式と債券の配合です。

 

このことを知ってから、いつ買うか、どの銘柄がいいかということに時間をかけるよりも、自分の資産の割合はどうなっているかな?ということを考えるようになりました。

 

もちろん、商品は何でもいい!というわけではないので、きちんと調べなければなりませんが、マーケットのタイミングや銘柄はそんなに意識しすぎることはないのだなと思えるようになりました。

 

どんなに大暴落があっても、市場から退場してはいけない。

世界の株式市場が底を打ったとき、怖くなって売ってしまったら、市場にいるべきその時に高値で売ってしまうことになります。

 

有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏は、相場のことを「ミスター・マーケット」と呼んでいるそうです。ミスター・マーケットがあなたを大胆にさせたり、落ち込ませたりしようとします。けれど、その計略に乗ってはいけないといいます。

 

なぜなら、本当に大事なことは、今日や来月や来年の株価ではないからです。その資金が、明日必要だ!という方であれば、焦って当然ですが、多くの方は10年後、20年後の利用を想定しているはず。長期的に考えていきたいですね!

 

投資は若くから始めた方がよい結果がでる。どんなに相場が悪くても。

インデックス投資を始めるなら、できるだけ早く始めた方がいいそうです。それは、どんなに相場が悪くても関係ないとのこと。

 

双子の兄弟の事例がありました。ウィリアムとジェームズで、現在は65歳。45年前、ウィリアムが20歳のときに、退職に備えて資金を貯め始めました。毎年、年の初めに4000ドルを株に投資し、20年経って、合計8万ドルになったところで投入をやめ、口座に貯まった利益は、再投資し続けます。

 

もう一人の兄弟、ジェームズは、退職後の資金を40歳から貯めたそうです。ちょうどウィリアムがやめたときから、4000ドルを25年間貯め続け、投資合計額は10万ドルになりました。

 

さて、65歳になったとき、どちらの方が多く貯めたでしょうか?

 

答えは、ウィリアム!実際に投資した金額はウィリアムの方が少ないにもかかわらず、ウィリアムの方が200万ドルも多く貯めたそうです。

 
投資を始めるときは、いつから始めようか考えてしまうと思います。でも、とにかく若いうちから始めた方がいい!相場を気にせず、興味を持ったら口座開設からスタートしてほしいなと思います。 

 

リバランスがすごく重要!

リバランスをご存知でしょうか?

 

リバランスとは、例えば株式:債権を60:40と決めてから数年後、株式:債権が40:60となってしまったときに、元の比率に戻すことです。

 

これを年に1回行うことで、リターンが増えると著者のお二人はおっしゃいます。なぜなら、値上がりしたものを売り、安くなったものを買っているからです。

 

実際に、米国株のリターンがない(リーマン・ショックを含めた)期間でも、リバランスをしていたら10年で2倍になっているというデータがあるそうです。すごい!

 

リバランスをすれば、必ずいつもリターンが増えるというわけではありません。けれど、リバランスによってリスクを減らすことができ、自分の設定した資産配分を維持できるので、是非行うべきだと思いました。

 

ただ、売却するのに税金がかかってしまうことが、ちょっとネックに感じてしまいます。この点に関して、別の本で言及があったので、次回紹介しますね。

 

1年に1回など、定期的に資産状況をチェックしよう!

 

投資の大原則を意識して、投資を続けていこう!

 

インデックス投資を長く続けていくと、様々な場面に遭遇します。相場が良い時もあれば、大暴落するような時もあると思います。

 

そんな時に、このような投資の大原則を思い出すと、資産形成において失敗する事は少ないのではないかなと思います。

 

投資をしていると、ついつい短期的な利益を追い求めがちです。なぜなら、人間はついつい欲が出てしまう生き物だから。

 

そんな時は、この投資の大原則を読み返して、長期的な視点を持って投資を続けていきたいですね。

 

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