チョコベリーの暮らしをちょっと豊かにするブログ

3児育児中のワーママです。ライフハック、子育てなど暮らしを豊かにするヒントや気づきを綴っています。

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「人生は思い出作り」。これに尽きると「DIE WITH ZERO」を読んで実感し人生が変わった話

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「ゼロで死ね」という帯と、青いバックに黄色の文字が映える表題の本「DIE WITH ZERO」。

 

気になっていながらなかなか手に取っていなかったのですが、読んでみました。

 

読んだ結果・・・、

すごくよかったーーー!

今まで読んだ本の中で、上位に入るほど印象深い言葉がありました。

 

印象深い言葉とは何なのか?心に残ったことを紹介しますね。

  

 

「DIE WITH ZERO」の筆者が伝えたいこととは?

 

「DIE WITH ZERO」の筆者であるビル・パーキンスさんは、お金を貯め込むのではなく、使い切って人生を終えようと主張しています。

 

その理由は、人は必ず死ぬものだから。ただお金を貯め込んでいっても、仕方がない。私たちは、だんだんと老いて、お金を使って行動する気力もなくなっていくきます。だから、行動力や気力があるうち若いうちにお金を使おうというのです。

 

80代になると、お金を持っていても、体が動かなかったり、気力がなかったり、病にかかってしまったりしていて、思うように行動できない状況がありえます。80代よりも60代、60代よりも40代のほうが、行動力や気力があることが多いです。だからこそ、年齢が若いうちにおこなった方がよいことにお金を使おうとおっしゃっています。

 

老後が心配だった私

 

私は、以前、老後のためにお金をどれだけ貯めておけばよいのかとずっと考えていた時期があります。老後が心配だったからです。

 

でも、なかなか答えが見つからない。結局、老後にどういう生活が幸せだと感じるかは、人それぞれです。それでも、一般的に必要とされる金額が知りたいと思っていました。それで安心したかったのです。

 

この本の筆者は、老後のお金の心配をするのではなく、むしろお金を使い切ろうといいます。これは、むやみやたらにお金を浪費するということではなく、適切なタイミングでお金を使おうということです。ですから、老後のために必要だと考えられるお金はある程度残した上で、今しかできない経験にお金を使おうといいます。そのために、ファイナンシャルプランナーや会計士といった専門家に相談することも推奨しています。

 

老後がどうなるか誰にもわからないので、専門家に相談することで確実な安心が得られるわけではないと思います。けれど、死ぬまでにお金を使い切ることに対して安心感が増しますし、この本はアメリカで出版されているので投資がさかんなアメリカでは専門家への相談に対してハードルが低いのかとも思いました。

 

私自身は専門家に相談してまで老後のお金をゼロにして死にたいとは思わないのですが、ただ貯め込んでいても仕方がないという点はすごく納得しました。

 

例えば、旅行やスポーツといった体力が必要な経験は、高齢になるほど難しくなります。そう考えると、一番若い今のタイミングで体験しておくことは、非常に価値がある経験です。どれだけ貯めておけば安心なのかではなく、使うべきタイミングでお金を使おうと意識が変わりました。

 

ただ貯め込むのではなく、価値ある経験にお金を使おう!

 

「人生は思い出作り」に激しく共感

 

筆者のお父さんが病にかかり、ベットの上で若い頃のフットボール部の写真を回想するシーンがあります。ここで筆者は「人生は思い出作りなのだ」と感じたそうです。

 

人生は思い出作り!

 

この言葉、シンプルですが、すごく心に響きました。

 

想像してみてください。死の淵に立ったとき、一体何を考えるのか。

 

やっぱり、今まで経験してきたことだと思うのですよね。楽しかったこと、よかったことが思い出せたら、幸せですよね。莫大な富を残せたり、社会的に意義ある功績を作ったり、子供を社会に残すことも意義あることです。でも結局、死ぬ間際に思うのは思い出なんだと思いました。

 

そう考えると、今我が家には3児がいるのですが、彼らと一緒に出かけたり、ものを作ったり、話をしたりする経験も、すべて思い出となる出来事です。

 

今までは、仕事をしながら家事、育児をしているため、夏休みが取れれば久々の一人時間を充実させようと思っていました。もちろん、ゆっくり1人の時間をとることは大切です。けれど、今しかない子供たちとお出かけして、新しい体験をすることは、人生にとってはより有意義な思い出作りなのだと気づきました。

 

そう考えて、今年の夏休みは今までずっと行ってみたかった山の上にトランポリンがある広い公園へ家族で遊びに行きました。トランポリンで元気に笑いながらはねる子供たち!その姿を、カメラや動画におさめました。とても楽しい思い出のひとつになりました。

 

人生は思い出作り!今しかできない価値ある体験に時間とお金を使おう!

 

若いうちにやりたいことをやろう!

 

「人生は思い出が全て」。そうはっきり著者がいったとき、最初は違和感がありました。

 

よく、学校の卒業間近になると「思い出作りをしよう」といって遠足や卒業旅行がおこなわれることがあります。しかし、私は、思い出作りという言葉があまり好きではありませんでした。結局手元に残るものはないし、いつか忘れてしまうものだと思ったからです。

 

でも、そんなことはないのだと気づきました。確かにすべての思い出を覚えていることはできません。けれど、価値ある経験は自分の糧になります。最終的に死の床にあるときに残るものは思い出だとわかったことから、思い出作りという言葉は間違っていないのだと理解できました。

 

若いうちにお金を使おうという筆者の主張は、ある程度お金に余裕のある人に向けられて書かれた主張のように感じます。それはそうですよね。だって、貧困状況にある人々は、その日を暮らしていくことに一生懸命で、お金に余裕がないから困っています。

 

こうした本を購入して読むという行為自体が、ある程度お金に余裕があるからできることであり、比較的裕福で学習欲もあり、経済的に恵まれているからこそできることだと思いました。

 

そういう層だからこそ、老後にお金を貯めすぎて、必要なときに使うことをやめてしまっている方が多い。だからこそ、この話が響くのかもしれないと思いました。

 

そもそも人はいつ命が尽きるか誰にもわかりません。人生100年時代といわれていますが、必ず生きられるとは限らないのです。

 

老後の医療や生活が不安で、お金を貯めることに力をいれてしまうのはよくわかります。けれど、年を重ねるにつれて、自分の行動範囲や意欲は少しずつ衰えていきます。

 

年齢が若いうちにできることの価値を見いだして、価値あることにお金を使っていきたいですね。そして、よい思い出をたくさん作り、よい人生につなげていきましょう!

 

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