先日、ちきりんさんのこちらの本を読みました。
「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」 (ちきりん)
とっても印象深い本だったので、紹介しますね。
みなさんは、老後の貯金について考えたことはありますか?
私は結構考えてしまうほうで、新聞などで老後までにいくら貯金しておけばよいかなんて記事があると、切り取って計算してしまうようなタチでした(笑)。
しかし、ちきりんさんは、貯金について考えるより、稼ぐ力をつける時代だとおっしゃいます。
なぜなら、今は人生100年時代といわれており、長生きする可能性の高い時代だからです。
(ちなみに、人生100年時代については知るには、「LIFE SHIFTライフ・シフト」(リンダ・グリットン)がすっごくおすすめです!)
稼ぐ力がない人は、退職後は貯金を切り崩して生活することになります。
どんなに貯金があっても、できるだけお金を使わないようにして生きていくことになります。
どんなに貯金があっても不安はつきないけれど、組織から離れても稼ぐ力が自分にあれば不安を感じることなく生きていけるというちきりんさんの言葉は、すごく納得させられるものでした。
では、どうやったら稼ぐ力が身につくのでしょうか?
そのステップとして、
手に入れたい人生を明確にし(ステップ1)、
そこに至るまでの複数のシナリオを考え(ステップ2)、
それらを現実のものとするために市場で稼ぐ力を鍛える(ステップ3)
を、ちきりんさんは提案しています。
まずステップ1ですが、これは自分が好きなことがはっきりしている人が有利だとのことでした。
今は、インターネットを使って、自分の好きなことをして、それを仕事につなげて生きていくことができる時代です。
好きなこと=仕事につなげられれば、どんな仕事でも楽しくできるはずです。
・・・と、ここまではわかるのですが、問題は、どうやって好きなことを仕事にするかです。
私自身、好きなことはたくさんあります。
しかし、稼ぐ力にはいたっていません。
ステップ1,ステップ2がしっかりできていないからかもしれませんが、ステップ3の市場で稼ぐ力を鍛えるが一番難しく感じました。
好きなことをしてお金をいただくためには、「自分が好き✕得意✕人のためになる」を掛け合わせなければいけないと思っています。
ただ自分が好きで、得意なことであっても、それが他の人のためにならなければ、感謝されることはありません。
お金をいただくということは、感謝の気持ちをいただくということです。
ですから、人に感謝されなければ、稼ぐ力にはつながらないんですよね。
ここまで認識してはいるものの、市場に提供できるものってなんだろう・・・というところで考えが止まってしまいます。
とにかく、仮説を立てて、行動してみるのが一番かもしれません。
行動できることの種を、見つけていきたいです。
この本を読むと、これからの日本はどうなるのか、これからの子ども達はどのような知識を身につけておくと有利なのかが予想できます。
是非手に取ってみてくださいね。