「自分を変える1つの習慣」(ロリー・バーデン) を読みました。
著者がいう「自分を変える1つの習慣」とは何か。
それは、ずばり「セルフ・コントロール(習慣の力)」です。
成功への本当の秘密は、「引き寄せ」ではなく「行動」だと著者は述べています。
私達は、何をすべきかは本当はわかっています。
「楽だが間違った道」ではなく、「ちょっとキツいが正しい道」を選択し続けることが成功に近づくとのことでした。
この「1つの習慣」という「セルフ・コントロール(習慣の力)」には、「7つの法則」があるそうです。
1 犠牲ーパラドックスの法則(「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ)
2 決意ー先行投資の法則(いまいる場所で全力を出し続ける)
3 集中ー拡大の法則(「思考の集中」をコントロールする)
4 言葉ー想像の法則(思考を現実化する言葉の使い方)
5 計画ー収穫の法則(適切なタイミングに2倍の努力をする)
6 信念ー長期的視点の法則(長い目で見れば失敗はプラスに変わる)
7 行動ー振り子の法則(「何をすべきか」は知っている。行動に移さないだけ)
私の印象に残った項目について、記載しておきたいと思います。
「4 言葉」
「明確にビジョンを描く」ことの大切さが説かれています。
具体的な「ビジョンボード」の作成方法が説明されていました。
雑誌やインターネットから写真や画像を集めてきて、実現したいと願っているものをコラージュし、ボードに飾り付けていきます。
ビジョンボードは数ヶ月おきに更新するとよいそうです。
「5 計画」
成功と富を手にし、幸せな日々を過ごしている人たちには共通する生活習慣があるそうです。
彼らは、毎週次の5つの領域を重要な予定として入れているとのこと。
・5つの基本領域
(1) 信念
(2) 家族
(3) 運動
(4) 仕事
(5) ファイナンス
私にとって印象に残ったのは(2)家族、(5)ファイナンスです。
必要なのは、「時間の質」であり、必ずしも「時間の量」ではないとのことでした。
質を重視して、時間を作っていきたいと思いました。
「6 信念」
長期的視点が重要とのことでした。
「いま、ここ」に心を奪われず、ベストを尽くす集中し、結果については必要以上に思い悩まないこと、とのこと。
長い目で物事を見る習慣をつけていきたいと思いました。
「7 行動」
行動にうつさないのはそれを信じていないから、という言葉がありました。
まったくその通りだなと思います。
行動すべきだと思っているのに、できない場合は、それを信じるだけの事実や情報を用意することも大切なのかなと思いました。
本を読み終えて一番印象に残った言葉は、「最大のリスクは行動しないこと」という言葉です。
行動することの大切さを教えてくれる本でした。
折に触れて、読み返したい1冊です!