最近、待機児童の問題をきっかけに、子育て支援についてよく考えるようになりました。
待機児童とは、保育園が定員いっぱいで、空きができるまで待っている児童のこと。
働いている親にとって、保育園に入れないことは、大問題です。
なぜなら、仕事に復帰することができなくなってしまうからです。
どうして待機児童問題が起きてしまうの?
どうやったら解決できるの?
一緒に考えていきましょう!
保育園が足りない理由は何だろう?
日本は少子高齢化が進み、女性の労働力が必要になっています。
小さな子供がいる場合は、どこかに預けなければ働けません。
しかし、都市部では保育園が足りません。
保育園が足りないことの理由の一つは、保育士不足といわれています。
全産業の平均と比べて10万ほど給与が低いため、保育士の資格をもっていながらも保育士にならない方が多いそうです。
(公立の保育士は高い給与が維持されていますが、私立の保育士の給与が低いそうです。)
子育て支援の予算は、どうなっているの?
保育士の給与は国の補助で決まります。つまり、税金ですね。
日本の予算は、年金が57兆円、医療費は38兆円、子育て支援は6兆円だそうです。
随分と差があると思いませんか?
日本は高齢化で、今後さらに医療と介護の支出が増えていきます。
高齢者福祉も大切だけど、さらに子育て支援が緊急で必要だと思います。
税・社会保険料を納めてくれる世代がいないと、日本は衰退するばかりだからです。
これからの子供たちの未来が苦しいものになります。
高齢者重視の政策になるのはなぜか?
どうして高齢者重視の政策になっているのでしょうか?
理由は、高齢者が選挙にいくからです。
政治家は票がとれる政策を考えるので、選挙に行き、政治に対して不平不満をいう高齢者に対して優しい政治になります。
待機児童解決のために、私達ができることは・・・?
解決のために、なにができるでしょうか。
まず私にできることは、子育て支援に力を入れている人をチェックして、選挙でその人に投票することかなと思います。
この「子育て支援に力を入れている人をチェック」が、どの情報が正しいのか判断が難しかったり、面倒だったりしますよね。
でも、出来る範囲でしっかりやらなくてはなりません。
「子育て支援は、成長戦略。」
これは、病児保育を実施しているフローレンス代表の駒崎弘樹さんがおっしゃっていた言葉です。
子育て支援の財源はどうしたらよいの?に対して、相続税と高所得者の配偶者控除撤廃を解決策として提言されています。
これからの日本にとって、すごくためになる提言をされていると思いました。
是非ご一読ください!
まとめ
・待機児童問題が起きる理由の1つは、保育不足。
・保育士の給与は税金で決まるが、日本の子育て予算が少ないため給与が低い。
・政治家は、票になる政策を作るため、投票に行く高齢者重視の政策になる。
・待機児童解決のために、子育て支援に力を入れる政治家を応援しよう!
子供が大きくなり、社会人になって働き、税金を納めてくれるからこそ、国は成長することができます。
このまま少子化が進むと、社会サービスの質が落ち、国はどんどん力を失ってしまいます。
子育て支援は、成長戦略。
この言葉を胸に、子育て世代こそ、政治について考えてみませんか?