保育園の待機児童問題。
ワーママにとっては、深刻な問題ですよね・・・。
2016年2月、「保育園落ちた」ブログが、日本中で話題になりましたね。
それをきっかけに、駒崎弘樹さんの本を読むことになりました。
これが、すごく面白かった!
そして、役だった!
多くの人に、読んで欲しい!
どうして、本を読むことになったの?
本のどこが面白いの?
読むと、どんないいことがあるの?
紹介しますね!
きっかけは、「保育園落ちた」ブログに伝えるメッセージ
2016年2月、yahooニュースのトップに「「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ人に伝えたい、保育園が増えない理由」という記事が掲載されました。
保育園入園審査に落ちた方のネット上の魂の叫びに対して、都内で13園の小規模認可保育所を経営する男性が回答する内容になっています。
これが、すごくわかりやすい!
内容にも共感しました。
それと同時に、この人は何をしている人なんだろうと思い、HPを拝見しました。
この記事を書いたのは、社会問題を解決するために会社を立ち上げ、「社会を変えるを仕事にする - 社会起業家という生き方」という本を出している駒崎弘樹さんでした。
HPでは、子どもと仲良さそうにしている写真があって、NPOってあやしいなー、本当にこんな風に仲良くしてるのかしら、なんて勝手な憶測もたちました。
本当に、ちゃんとしたNPOなのかしら・・・
「社会を変えるを仕事にする」を読んでみた。
だけど、気になるこの本。
そういえば、経済評論家の勝間和代さんの本でたびたびオーディオブックが勧められていたな・・・。
私は、興味があるもののなかなかはじめられずにいました。
そこで、これを機会に、えいやっと、オーディオブックFeBeに登録。
この「社会を変えるを仕事にする - 社会起業家という生き方」を聞きました。
そこには、病児保育という社会問題を解決するために会社を立ち上げた、その経緯が書かれていました。
こんな生き方があったんだーーー!
すごく感動しました!
そして、本も購入してしまいました。
オーディオブックは家事をしながら聞けて便利ですが、やっぱり人に詳しく紹介するためには、紙のほうが後から確認できて便利だなと思います。
それぞれのメリットを使い分けるといいですよね。
感動の本だった!
本のおすすめポイントは、この4つ!
いい大学にいく=いい人生?
駒崎さんは大学時代にITベンチャー企業の社長をしていましたが、ただお金を求める仕事に疑問を感じ、自分を見つめなおしたところ、高校時代の留学の経験から、「日本の役に立ちたい」という気持ちがあることに気づきました。
高校時代に留学することとなったのは、当時の環境に違和感があったからのようです
塾の先生から「いい学校に行けば、いい大学に進み、いい会社に就職できる。」「いま頑張ればあとがものすごく楽なんだ。」といわれましたが、「いい大学に行っても道をそれる人もいるし、いい会社に行っても職がなくなることもある。そんなの嘘じゃないか。」と感じていたようです。
この塾の先生に対する想い、その通りだな、と思います。
いい学校にいく、いい大学にいく、ということを学生時代は人生の目標にしてしまいがちですが、社会に出てみると、必ずしもそれが絶対条件ではないんですよね。
確かに、いい大学にいったほうがよい人生を送れる可能性は高いかなと思いますが、絶対ではないと思います。
日本に対する考え方は、留学によって変わる
高校生でアメリカに留学してみたところ、異国でみる日本の姿は哀しかったそうです。
そして、日本人が地域に1人しかいないため、周りの人々にとっては自分が日本なのだ、と感じ、留学生活を日本を背負っている気持ちで頑張るようになりました。
日本にいたときには絶対に考えなかった「日本のために自分は何ができるのか」を考えるようになったそうです。
私の通った高校にも留学制度がありました。
けれど、留学という一般とは異なる道を行くことは、特異なことを排除するような性質のある日本においてはマイナスでしかないのではないか、と感じられて、私自身は進路の候補として考えることはありませんでした。
しかし、駒崎さんのように、日本のために何ができるのか、という今の日本人に欠けている日本人としての誇りを身につけることができるのであれば、留学はとても意義のあることだと認識することができました。
社会起業家という生き方がある!
そのような背景から、駒崎さんは「日本社会の役に立ちたい」とどのような職業があるか調べる中、アメリカにはNPOがあり、さらにその中にCEO=最高経営責任者(社長)が存在することを知ります。
アメリカのNPOのウェブサイトは当時のベンチャー企業のものより格好良くて、大変ショックを受けたようです。
ここで、事業によって社会を変える「社会起業家」という生き方を見出しました。
ベビーシッターをしている実母から、双子をもつお客さんが、風邪のために会社をやすんだら会社を辞めされられたという話を思い出したことから、事業を「病児保育」と定めます。
社会を変えることができるなんて、思いもしませんでした。
本にあるように、国や市など、誰か偉い人がやるものだという意識がありました。
でも、そうではないんですね。
おかしいと思うこと、こうあるべきだと思うことを声にすることによって、社会を変えることもできるということは、私にとって非常に大きな発見でした。
サービス立ち上げまでの多くの壁と、仲間の力
病児保育サービスの立ち上げはスムーズにいきません。
自治体の壁、同業者からの非難、様々な苦労がありました。
でも、一緒に活動してくれる仲間、企業、職業有志の力で、開業までこぎつけました。
この開業までの道のりに感動です!!!
これは、読んで実感してほしいです!
本の最後にあった、マハトマ・ガンジーの言葉。
「なりたいとおもうものに、あなた自身がなりなさい。」
じーーーん。
人は、もとめてしまうことが多いですよね。
でも、そうではなくて、自分自身がなりたいものになる。
自分で切り開いていくことの大切さを、教えてもらいました。
まとめ
・「社会を変えるを仕事にする - 社会起業家という生き方」の本がおすすめ!
・著者の駒崎弘樹さんは、病児保育サービスを立ち上げた方。
・社会を変えるためには、私達自身で行動することも大切!
社会的な課題を解決するために、様々な提言をしてらっしゃる駒崎さん。
今後のご活躍を期待していますし、応援していきたいです。
未来ある社会のために。